孔明はHSPか?

孔明の性格記事で「HSP」と書きましたが、ご説明が必要と思うので他から転載しておきます。
Contents
HSPとは何か
「HSP」とは「ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)」の略で、日本語に訳すと「超高感度人間」となります。
生まれつき感受性のセンサーが高いため、音や光が苦手だったり、少しのことで傷付いてしまったりします。いわゆる“繊細”タイプです。神経質と言われることも多いでしょう。
少しのことを気にして疲れ切ってしまう、生きづらさを感じて悩んでいる… といった人たちはこの定義に当てはまる可能性があります。
大事なことは、HSPは精神的な病気や障碍ではなく遺伝に関わる性格特質に過ぎないということ。つまり“脳の過敏さ”を表す定義に過ぎません。
だから性格診断としてよりも身体的な特徴に着目すると、自分がHSPかそうではないかの判断がしやすくなると思います。
HSPは生まれ持った気質であり、生涯、変わることはない 。テッド・ゼフ による定義では「HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。
HSP診断テスト
自分がHSPかどうか? 調べたい方のために、診断テストを引用しておきます。
HSP自己診断テスト
次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5.カフェインに敏感に反応する
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8.騒音に悩まされやすい
9.美術や音楽に深く心動かされる
10.とても良心的である
11.すぐにびっくりする(仰天する)
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19.生活に変化があると混乱する
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、
その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。以上、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋
エレイン・N・アーロン [著]・ 冨田香里 [訳]
占星術師『マダムバタフライ』さんのブログ、こちらの記事より。
2017/12/13、再チェックしたところ筆者は18項目に当てはまりました。
……以下プライベート話などこのブログに関係ない箇所はカット……
孔明はHSPか?
著名人にもHSPは数多くいるようです。興味がある方は検索して調べてみてください。
筆者としては、個人的にこの人物の話が気になり興味深く読みました。(上で引用させていただいたブログ様より)
HSPの天国と地獄 (3) HSPの職業選択とHSPの子の育て方 「諸葛孔明になるかそれとも弱い一兵士として無残に死んでいくか」
現代人、特に女性にはあまり知られていない人物なので「ブログ主様よくこんな人物をご存知だな」と感心した覚えがあります。ちらっとゲームか何かで名前だけご存知なのだろう、と思っていたがかなりお詳しい方のよう。失礼しました。
上記事で驚いた箇所、
HSPに「強さ」を望むならば、それは「頭脳的な強さ」を望むしかないし、
はっきり言ってしまえば、どんなに努力しても、けっこう強くなるのは、そこだけだろうと思います。そして、HSPの強みは、極端に表現するならば、まさにその点だけなのです。
またこの「頭脳的な強さ」は静かな落ち着いた環境でないとなかなかうまく機能しません。
例えて言えば HSP,非HSS の子を育てると言うのは、「スイスの高級時計」を作製するようなものです。
自分のお子さんを「諸葛孔明」のように後世まで尊敬されあがめられる存在や、
「美しいスイスの超高級腕時計」のような、美しい輝く存在にしたいですか?
何とも複雑な気分。
彼についてそんなイメージで語る人を最近は見たことがないので。
(HSPには「頭脳的な強さ」を望むしかない、とのお話には納得するが)
フィクションの孔明はもっと堂々と、飄々とした感じで描かれますね。フィクションですが当たらずも遠からず、若い頃は確かに飄々としていたと思います。
「繊細」のイメージとなるのは史実・晩年でしょう。
私自身も、彼は本来そこまで繊細な人物ではないと思っていました。思考のループを強いる作戦家の仕事が後天的に繊細に見える性格を作ったのではないか?と。
しかし後でスキゾイドの定義を知り、若い頃の諸葛亮もその傾向があったのではないかと気付きました。かえって人一倍感受性のセンサーが高かったために鈍感な仮面を被っていただけ。晩年になって人を信じるようになり、仮面が保てなくなったので「よく泣く」(笑)ようになってしまった、のかもしれない。
……略
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