三国時代の直前、後漢末。乱世のきっかけとなる「黄巾の乱（こうきんのらん）」が起きます。 これは道教系の宗教集団である「太平道（たいへいどう）」を率いる教祖、張角（ちょう・かく）が起こした民衆蜂起です。 このとき、張角が掲げたスローガン 「蒼天已死 黄天當立」 （蒼天すでに死す　黄天まさに立つべし） は大変有名です。 しかし道教にあまり馴染みのない日本人には理解が難しいのか、中国史専門家やプロの作家 … 続きを読む 「蒼天すでに死す」の意味とは？　蒼を漢王朝と訳すのは間違い