私が“中華圏の民”を擁護する理由… 盗賊集団と国民は別物です

筆者keiは中国人が好きなのか? 「お前は中国の味方、スパイか??」との疑いを持つ方のために。

ここに本心を書いておきます。

 

狂ったカルト宗教の中国民族差別

今、凶悪な反人道行為で世界を踏み荒らしている中国という国が憎まれています

このため、中国人への憎しみの声(ヘイト)は世界全体で高まるいっぽうです。

ヘイトは現代中国人に対するものだけで留まらず、古代に遡ってDNAが憎しみの対象となってしまい、漢民族についてありとあらゆる嘘の話※がばらまかれ憎悪が増しています。

このままではかつて欧州で行われたユダヤ人虐殺のように、中国人に対する“民族浄化”が始まることは避けられないでしょう。

※たとえば「古代から現代に至るまで、漢民族がモンゴル民族やチベット民族を支配して虐殺し続けてきた」等の狂った嘘。ここまで史実と正反対の空想を信じるとは狂っています。妄想が行き過ぎたカルト宗教です。日本人なら小学生でも「世界中で虐殺し続けたチンギス・ハーンはモンゴル人の祖先だ」と知っているはずなのに、大人になると記憶喪失で馬鹿になってしまわれるのでしょうか?

 

【参考】史実はこちら。

「中華思想」の嘘を暴く。漢民族は恐怖の侵略民族だった!?

 

中国民族を庇(かば)ってきた筆者の本音

こんな時代に逆行して、私はブログやTwitterなどで中華圏の人たちを庇う発言を繰り返してきました。界隈で嫌われつつ。

たとえば、前記事でもこう書きました。

中華圏の人々が『三國演義』で最も胸を熱くするのは、この三人に“人間同士の絆”があるところ。情に厚い中華の人々は、彼らの深い友情に共鳴して湧くのです。世界一、心の温かい人が多い民族なのかもしれません

そんな劉備が中華で大衆人気を集めたのは、古代の華人に少年ジャンプ的な感性――正義は勝つ・友情第一主義――があったからこそでしょう。…

このような民族が「古代から100%残虐で人間の心を一切持っていなかった」という現代のヘイト誹謗中傷は完全に嘘。あり得ないことだとわかるのでは?

このような私の発言は

「中国共産党の支持者」「左翼」

と誤解されていることでしょう。実際ウヨを自認する皆さんや、香港の民族ヘイト主義者たちにはそのように言われ叩かれます。

でも、まったくそうではありません。

 

私は激しく現代中国を嫌う者。反中共派であり、反左翼主義者です。※

中国共産党という悪魔国家がこの地球上に存在しては駄目だと思っています。もう少し正確に言えば、共産主義がこの世に存在しては駄目だと思っている者です。

※反左翼だからといって右翼/ウヨ/安倍信者というわけでもありません。ただの自由主義・人道主義者、平和な暮らしを守りたいだけ。つまり単に我々の平和な生活を破壊する危険な相手を非難しているだけです

 

国民と盗賊集団は別物です

そもそも今の中国大陸は盗賊集団が政権を乗っ取り、国民は人質になっている状況です。

『三国志』で言えば、董卓や曹操が政権を奪った状態がそのまま長く続いているだけ。

盗賊政府と国民はまったくの別物なのです。

それなのに皆さん全く違うものを同一視し、ごちゃ混ぜにし過ぎです。

 

失礼ながら、根本が違うのに同じ土地に住んでいる・あるいは肌の色が同じというだけで一緒に考えて差別するのは、頭がお悪い証拠

まして何の関係もない古代の漢人まで「現代中共人とイコールである」(笑)と思い込んで、「古代から漢民族は周辺に侵略して異民族を虐殺し支配してきた」などと狂った嘘を言いふらすのは異常性を感じて気持ち悪い。

これではまるで、「嘘を何度も言えば本当になる」「歴史が書き換えられる」と信じ、何度も嘘を繰り返す共産主義者のようです。

★と言うより実は、あの中国民族ヘイトをしている民族主義者たちはほとんど共産主義者と思われますが(なかには中国籍の五毛もいるらしい)。この話は後で書きます

 

たとえば日本列島が中国共産党の侵略を受けて敗北し乗っ取られたとします。

この場合、日本人と中国共産党は別物だとお分かりでしょう。

それなのに中国共産党の極悪非道なふるまいを「日本人のDNAのせい」「古代から日本民族は凶悪だったのだ」と言われたらどう思うでしょうか?

今、ヘイト主義者のあなた方がしているのはこれと完全に同じことです。

盗賊集団の行いを、人質であり被害者である中国国民へ押し付けているわけです。さらに、今ここに生きていない「古代漢民族」にまで押し付けて空想物語を語っている。もはや完全に狂っています。

 

明日には日本列島が中国共産党に支配されるかもしれません。そのとき、あなた方が中国人へ行ってきた差別がそっくりそのまま自分の身に返って来ることになります。

と言うより中国民族への誹謗中傷は、今現在、すでに我々日本人への差別にもつながっています。欧米人から見て黄色人種は「全員同じ」だからです

中国民族がジェノサイド(民族浄化)に遭うとき、日本人も一緒に殺されます。当然ながら香港人も台湾人も一緒。

中国人差別と自分たちは関係ないと信じ、喜々として差別の快楽に酔っている日本人(香港人も)は愚か過ぎて憐れだなあ、と思います。

 

明日は我が身。だから中国民族を差別してはなりません。

何より我が身を守るため、差別をやめて正確に敵を見定める必要があります。

敵を知らなければ乗っ取られます。そして明日から我々が被害者となり、被差別民族となってしまいます。

今すぐ嘘に基づくヘイトをやめて、冷静に「何が悪いのか」と敵の本丸を見極めましょう。

 

今は、中国企業と中国人を信じてはダメ

矛盾すると思われるかもしれませんが大事なことを書いておきます。

 

上で

「政府・中国共産党と一般国民は別物」

「中華大陸は盗賊集団に乗っ取られているだけ」

と書きました。

そうは言っても、今は盗賊集団に乗っ取られている状態なのです。だから今の中国を無条件に信じてはならない、と言えます。

 

今現在あの大陸は盗賊集団によるコントロール下にあります。それが現実。

中国企業は100%、盗賊である中国共産党と同じ存在です。だから絶対にビジネスをしてはなりません。

中国製のスマートフォンや、TikTokなど中国製のアプリをダウンロードしてはなりません。ダウンロードしてしまった人はアンインストールしてください。友人の個人情報を売り飛ばしてもいいのですか? TikTokなどを使う人は、自分自身が盗賊の手先となりスパイ活動を手助けしていることになります。

中国大陸から来た個人も同様に、無条件で信用してはなりません。中国共産党に洗脳され狂信的に崇めている、“共産党員”あるいは“共産主義シンパ”かもしれないからです。

 

これは外見上、差別に見える悲しいことかもしれません。

でも盗賊に乗っ取られた家から来た人を信用しないのは、身を守るために当然のことでしょう。

反共で真に我々の味方である大陸人はたくさん存在しますが、現状として「中共シンパ」と区別し見極めるのはとても難しいことです。

だから中国という国、中国企業、中国人ビジネスマン等々……は、中国が民主化するまで付き合ってはなりません。

“中華民族”という民族への信頼は密かに胸の奥で抱いておくとして、今のところ日本人は「中国とビジネスしない」態度を貫くべきです。

いつか中国から盗賊集団が追い払われ、真に仲良くできる国家に生まれ変わる日まで。

 

私が“中華圏の民”を信じる理由

最後に真の本音を書きます。

そもそも何故、私が“中華民族”つまり中華圏の人々をこれほど信じているのかと言うと、前記事に書いた通り『三国志』などの実績があるからです。

 

史実として三国時代の一般民衆は虐殺王である曹操を憎み、対立した劉備をスーパーヒーローとして称えました。

しかも中華の人々は、当時だけではなく現在に至るまで1800年ものあいだ劉備とその仲間たちを称え続けてきたのです。

これは中華の人々が

「人としてやってはいけないことは何か」

「誰が悪くて、誰が正しいのか」

という義侠の心(日本語的に言えば「正義心」)を抱き続けてきたことの何よりの証となります。

そして今もまだ中華の人々の間にはこの義侠心が息づいているようです。そのことは私も、ごく最近知って驚きました。

 

正直に告白すれば、私はつい最近まで「華人は絶滅した。中国大陸の人々の人種は完全に変わってしまった」と思っていました。

嘘をつくのがデフォルト、パクり・詐欺・殺人などの犯罪が日常茶飯事、マナーがとてつもなく悪い現代中国人の行いばかり眺めてきたからです。

とうてい1800年前の漢人――礼儀を大切にし正義を称賛した――と同じ人種とは思えませんでした。

考えれば、漢の滅亡から1800年。長い歴史のあいだに漢民族は侵略され、何度も虐殺されてきたのでDNAは滅んでしまっているでしょう。

さらに中国共産党という盗賊集団がとどめを刺した。文化大革命で古代の思想文化から人間性まで徹底破壊され、中国民族は“獣化”し、古代人とは完全に別の悪魔に入れ替わってしまったのだ。

そう思っていました。

 

しかし2019年夏、香港革命を目の当たりにして「中華民族の精神はまだ生きていた!!」と知り感動に痺れました。

人道・天道のために、煮えたぎる熱い義をもって命懸けで強敵に立ち向かっていく。あれこそ華人です。私の知る1800年前の大陸にいた一般民にそっくりです。

驚くべきことに、現代にも古代さながらの中華民族は生きていたのでした。

古代漢民族のDNAが変質せずに生き残っているとは考えられませんから、これはDNAではなく文化精神が受け継がれた結果なのです。“民族の精神は文化に宿る”ようです。

(と、いうことはつまり、ほんの100年前まで中国大陸にも古代さながらの中華精神が当たり前に保たれていたことになる。漢人のDNAは滅んでも民の精神は滅んでいなかった!

 

ご存知ない方も多いようですが、実は現在の香港市民はほとんどが19世紀~20世紀に中国大陸から移住してきた人々です。Twitterに常駐する香港人(主に独立派)は中国を嫌っているので「我々は香港民族である」などと言って謎の民族を新たに発明、その空想にしがみついていますが、2019年の彼らの振る舞いは完全に華人のものでした。

これは香港が1997年まで共産党の支配を免れ、20世紀以前の中華文化の保存地域となっていたためでしょう。

(同様のことは台湾にも言えます)

香港人がいかに「自分たちは華人ではない」と言い張ろうとも、行いは華人そのもの。あれほど三国時代の民とそっくり同じであるのに、「華は自分たちの親ではない」などと口先だけの嘘を言ってごまかせると思っているのでしょうか? 幼稚園児ではあるまいし、親を否定するのは恥ずかしいことです。

 

そんな香港市民のおかげで私は今現在も中華精神が生きていることを知りました。

さらに香港革命後、ネットに流された大陸人の命懸けの叫びによって、大陸にもまだ20世紀以前の中華精神が息づいていることを知り衝撃を受けました。大陸の反共者は言論弾圧されてなかなか発信の機会がありませんが、たった一度の発言のために命を捧げメッセージを送ってくる。むしろ大陸人の中華精神は香港市民より強いようです。あれほどの文化破壊があったのに地下で生き延びた中華文化が、今もまだ受け継がれている……。涙が出ます。

 

これらの出来事で私の現代中国人への絶望感は拭い去られ、“中華圏の人々”への信頼を持つようになったものです。

 

前の項目で書いた通り、

「中国政府と国民は別物」

これは明白なことです。

だから私は共産党にコントロールされた現代中国人を無条件で信じることはありません。中国と付き合う危険性を叫び続けます。決して、現代中国政府(中国共産党)と中共シンパを助けることは無いのでその点はご安心を

しかしいっぽうで、中華圏一般民のことは信じ続けるだろうと思います。絶対の信頼を取り戻したからです。

あの大陸に“中華の民”が生き残っていると知った今、私はもう彼らを見誤ることはないでしょう。

人道・天道、義を抱く彼らの手で、真の“中華”が蘇ることを信じてやみません。