「中国は台湾に侵攻しない」馬淵睦夫氏曰く
〔2024/3/2 再公開〕
これはちょっと何を言っているか分からない……
中国が台湾へ侵攻するはずがないと仰る根拠が、ただ
「習近平にとって何の得もない」
「人民解放軍に犠牲が出るからあり得ない。人民解放軍は共産党の私兵だから国を護るための戦争などしない」
「国民党も侵略戦争などしなかった」
等々ということらしいが。何の論拠にもなっていない。
私は中国の台湾侵攻は充分過ぎるほどあり得ると思う。と言うよりも、そのために中国はロシアのウクライナ侵攻を支持し、戦争を始めるように誘導したと考えている。
馬淵氏は「台湾侵攻は習近平にとって何の得もない」と仰るが意味不明。中国共産党にとっては台湾併合が人民を繋ぎとめるための命綱であり、もし果たせなければ共産党が生き残る術はない。
馬淵氏曰く「人民解放軍は共産党の私兵。だから国を護ることをしない」はその通り。しかし国や国民のことを護る気などさらさらなく、共産党が生き残ることしか考えていないからこそ台湾侵攻しなければならないと考えるだろう。
(馬淵氏は、台湾併合が中国にとって「国護り」だと思ってるのか? 相当の東洋オンチ? )
そして、共産党は中国人民のことを「我が国民」などとは考えていない。だからこそ泥人形のごとく戦争へ投下し、消費することを厭わない。犠牲が出ることを嫌がるどころか、湯水のごとく人間を消費して犠牲を増やすことを愉しむだろう。
【例。これこそ共産主義らしい典型的な行動】たった今も中国共産党は数千万人の上海市民を飢餓に追い込み犠牲にし続けている
「国民党もそんなことしなかった」については呆れて開いた口が塞がらないね…… そもそも台湾を占領して大虐殺したのは国民党だとご存知ないのだろうか。
あと根本的なことだが、共産党は国民党ではない。(馬淵氏、後半で急に共産党と国民党を一緒に語り始めるが忘れてしまったのか?)
その前に共産党員は華人ではない。つまり共産イデオロギーに洗脳された人間は民族文化を解さない別人種に変わっているので、「華人」らしい発想というものを持たないということ。共産主義者は一見その国の民族らしく見せかけることが得意でも、脳内で文化の根が壊れているので根本から行動が変わる。
共産イデオロギーに浸かった脳は、ぬか漬けの野菜と同じく元には戻らず、世界共通の「共産主義者」としての同パターンの行動しかできないのである。
国を持たず・支配地域のすべての命を犠牲にして貪る・貪るものがなくなれば次へ遷る、…ただそれだけを目的としたグローバリストなイナゴたちだ。
最後に馬淵氏は聞き捨てならないことを述べた。
台湾危機を警戒する自民党や防衛省・自衛隊の方々に対して、
「戦争などという話を軽々に口にしてはいけない」
と諫めるとは。
ロシアがウクライナ侵攻をした後にこのようなことを仰るのはどうかしているのではないか。
何の論拠もなくただ軽々だというだけで、無条件に「戦争」を口にすることを禁じる。このパターンの防衛論封じは左翼がよく行う手法だ。
しょせんDSロスチャイルド陰謀論の専門家だから仕方ない、か?
でもDSとは左翼が考え出した目くらましの煙幕だからな。
前々から思っていたがこの人の正体は共産主義者ではないだろうか。古典的な共産主義者の臭いがする。
彼が書いた「共産主義者が第二次大戦を誘導した」的なタイトルの本を読んでも、共産主義が…という話は実はほとんど無く、いつの間にか全て「ユダヤが悪い」「ロスチャイルドが悪い」とすり替えられてしまう。
単なる妄想家の陰謀論者ではなく、確信犯として煙幕を張っているのでは。
これは私の気のせいだろうか?
もう少し観察して違うと確信できたら訂正して謝るつもり。が、とにかく今のところ臭いと感じるので、あまり馬淵氏の話を本気にしないで欲しい。
〔今のところの私の認識〕
・馬淵氏は昔から「ディープステート(DS)」の話をしていたわけではない。昔の書籍ではロスチャイルド陰謀論を説いていた。ネットで噂になってからDSの話をし始めるとは、一般のネット民程度のお考えしかない? 一流外交官だった方とは思えない低レベルのお話。
・昔からロスチャイルドを「世界の支配者。悪の枢軸」と言ってきた馬淵氏だが、彼も支持するトランプ元大統領はロスチャイルド側である……(反ロックフェラーの資本主義者として米国共産主義勢力と闘った人)。馬淵氏はロスチャがDSだと言いながらトランプ支持とは意味不明。矛盾し過ぎ。
・トランプ氏もQアノンが唱えた“DS論”に乗って選挙の材料に使おうとしたのだが、そもそもアメリカにおける“DS”はユダヤやロスチャのことではなく「悪魔崇拝者」のことであり、これは現代の欧米では「共産主義者、左翼」と同義である。民主党(ロックフェラー)が左翼勢力と組み、メディアや大企業を支配してアメリカを乗っ取ろうとしているため、これと闘うという意味でDS戦を掲げたと考えられる。
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