『三国志II「天翔ける英雄たち」』は横山光輝原作…?(その後の感想追記:駄作でした)
- 2022.12.29
- 筆者の呟き
- プロパガンダ, 三国志ジャンルの犯罪
『三国志II「天翔ける英雄たち」』というアニメがGYAO!にて無料配信されているようなので、三国志好きな方へお知らせ致します。令和5年1月3日まで。
⇒三国志II「天翔ける英雄たち」
私は今仕事で忙しくて観ていられないので、内容は未確認です。とりあえずご紹介まで。
前に配信していた東映制作(創価学会がスポンサー)、左寄りプロパガンダの駄作『三国志』とは違うようですね。
横山光輝原作とクレジットにあります。
そのわり絵もストーリーも横山光輝氏の作品とかけ離れているようで、何故「横山光輝」の名を掲げることが許されたのか謎です。
冒頭画像、左は劉備?? 聖闘士星矢みたいで笑いました。聖闘士星矢世代としてはちょっとワクワクしてしまいますね!(ごめんなさい冗談です、笑)
右は孔明……ですか? 横山氏のキャラクターよりも軟弱な感じで、ある意味で史実に近いと感じました。でもブルーのアイシャドウはやり過ぎ。昭和だなあ。
〔引用したレビュー、「初心者の教材として良い」は嘘だったようなので削除しておきます〕
この作品についてのWikipediaを見ると1986年の作。
1985年の水曜ロードショーで放送されたアニメ『三国志』の続編だとか。赤壁戦以降のストーリーのようです。
始め、連続で放送されていた“本物”の横山原作アニメの続きか? と思ったのですが、違うようですね。あの最も有名な作品※はテレ東だったらしい。さすがテレ東。
※知ったかしていますが、筆者はリアルタイムでは観ていません。たいていのファンの方々がバイブル的に語るので知っているだけです。
ところで『天翔ける』Wikipediaの、
主な登場人物は大半が20代との設定であるが、史実において20代だったのは諸葛亮孔明のみである。
がツボに入り笑いました。まったくもうメチャクチャだな。
とは言え、三国志フィクションはどれもメチャクチャですけど。(ちなみに史上最狂にメチャクチャかつ悪質なのが『蒼天航路』です)
ともかく年末年始の暇つぶしにはなるのでは。
私も、正月休みに内容チェックのため観ておきます。
ついでに『パリピ孔明』も1月9日まで一挙配信しています。これこそ設定・ストーリーはハチャメチャですが、本質として一番史実へのリスペクトがある作品。お奨めです。笑って感動したい方はぜひ。
感想。プロパガンダはないが駄作でした
(単記事から文章移動)
その後、正月休みに観てみました。
GYAOレビュアーの評価が高かったため、良作なのかなと思って紹介したのですが……
ごめんなさい、三国志フィクションとしては最低の駄作でした。
プロパガンダは無いようです。しかし「三国志や他の歴史物の大まかな流れを知るための良い教材的な映画」と仰るのは誤りですね。基本的なストーリーがメチャクチャです。
真っ当な新レビューが投稿されていたので引用します。
横山光輝の原作ではない
2023年01月03日(火) 11:47
misokatu
昭和のアニメらしさを味わえたのは良かったと思う
声優陣も素晴らしい
ただ『横山三国志』を名乗ってはいけない「原作・横山光輝」とテロップに出たので期待したが、、
キャラの顔も話もまったく横山光輝ではなくて噴いたw横山三国志でなくてオリジナル三国志だとしても
「脚色されてる」とかのレベルじゃなく時系列も設定もおかしいブサイク曹操が顎割れの金髪白人にw
趙雲が賊の頭領になってて後から出てくる
張飛も諸葛亮も劉備のことを「劉備」って呼ぶ笑い過ぎて腰砕けだ
これ初心者向けの参考アニメと言ってる人、どうなの??
よほど史実を知らないんだなあと思った余談だが『蒼天航路』は史実から最も遠い・・てか、正反対の歴史修正マンガw
それに比べればこのお笑い三国志のほうがまだ史実に近いってほど
「私は蒼天航路などの方が真実に近い」とは鼻で笑ってまう多くの自称三国志ファンは史実を読むスキルがないから『蒼天航路』は史実だと教えられて鵜呑みにしてしまうんだなと思った
お笑い三国志もいいが、一度でいいから史実を読んでほしい
横山光輝『三国志』でもいい ←これは原典『演義』を知るために
同意。
曹操が金髪碧眼であることにも驚きましたが、趙雲の筋肉ムキムキ盗賊設定はびっくりしましたね。キャラ変にも程がある。追記:おまけに当初、「賞金首」と呼んで劉備を殺そうとする(これが一番あり得ない)。上品・スマート・潔癖かつ忠義な、史実の子龍が見たら卒倒すると思います。
それから、張飛や諸葛亮までもが劉備を「劉備」と呼んだときは腰を抜かしそうになりました。
家臣が主人を呼び捨てはあり得ない。そんな常識もない無知な人が『三国志』アニメを制作しているのか。せめて日本流に「兄者」「殿(との)」とでも呼べばまだ赦せた。
ストーリーも意味不明。これで『三国志』を理解できる人がいたら超能力者でしょう。
思うにこのアニメの制作陣は“原作者”として名を借りた横山光輝氏のマンガを1ページも読んでいないと思われます。
たぶんあまり三国志を知らない人が依頼されて仕方なく、イメージだけで描いてしまったか。だから劉備が聖闘士星矢になってしまった(笑)。そのため昭和のアニメの薫りが炊き込められたのでしょうが……。
観る価値があるかどうかというときっぱり「無い」と言えますね。悪質な政治思想が無いだけ他よりはましですが。
知らなかったこととは言え、このような作品を奨めてしまって申し訳ありませんでした。
ところでこのアニメを紹介すると、何故かGoogleが該当URLの検索での表示回数を減らす※ようです。
何故なのでしょうか? GYAOでは「Ⅱ」だけの配信ですが、もしかしたら「Ⅰ」で曹操の徐州虐殺でも描かれているのかもしれませんね。
※これはシャドウバンと呼ばれる言論統制の手法。政治的な理由から、運営者に分からないようこっそり検索結果から排除し、事実上言論を封じてしまう。近年米国SNSでは左翼の利益に反するアカウントがシャドウバンされるのは当たり前となっているが、中国の利益に反する言論がシャドウバンされることも増えている。
-
前の記事
Wikipedia「曹操」虐殺・粛清の史実が書き込まれました 2022.12.19
-
次の記事
『正議』諸葛亮著 現代日本語訳(原文あり) 2023.01.01