『キングダム』は中共プロパガンダ! 始皇帝いい人キャンペーンの裏事情

『キングダム』は中共プロパガンダ! 始皇帝いい人キャンペーンの裏事情

始皇帝の実像が虐殺モンスターだったと知った方は疑問に思われるでしょう。

「何故、こんな頭のおかしい虐殺王を『キングダム』は善人キャラとして描いているのか? いくらなんでもキャラ捏造し過ぎだろ!!」と。

フィクション世界では捏造でも何でもありだから?

そうなのだとしても、『キングダム』の善人キャラ捏造ぶりは行き過ぎています。あまりにも現実からかけ離れ過ぎている、と言うより180度正反対であることに、もはや異常性すら感じさせます。

前記事の繰り返しとなりますが、ここまで現実と食い違う理想的な王様を描きたいのなら、始めから架空の人物名・架空史で勝負すべきだったのではないかと思います。そうしなかった理由が不可解です。

私はここに政治と金の臭いを感じます。

結論から言えば……編集者と漫画作家を操って『キングダム』を描かせているのは、中国共産党ではないのでしょうか? 

こう述べるのは決して飛躍した妄想ではありません。裏付けのある理由があります。

始皇帝は、中国共産党が目標とする“英雄”である

中国共産党は長年、始皇帝を「我々漢民族の先祖のなかで最も優れた英雄」として称えてきました。

特に近年の中国共産党は、歴史学者に始皇帝を称えさせるだけではなく、映画や漫画などのフィクションを使って始皇帝の評価を高めるべくプロパガンダ(政治宣伝の工作)に励んでいます。

中共が始皇帝を称える理由を簡単に書けば、次の通りとなります。

中国共産党が「始皇帝イイ人キャラ 捏造キャンペーン」を行う理由

世界覇権を正当化

大陸を征服した始皇帝を「平和目的で天下統一した偉大で英明な人物」ということにして、自分たち中国共産党による世界覇権を正当化したい。特に、香港や台湾、日本など、東アジアの国々を侵略し「併合」することを正当化しようと思っている。

虐殺を正当化

始皇帝らが行った侵略目的の大虐殺や国民虐殺を美化、正当化。虐殺は正義の行いなのだと全力アピール。そうすることによって、今の中国共産党が行っている大虐殺も「平和のための善行・正義の行い」として世界中の人々に信じてもらい、称賛してもらいたい。

「法治」のすり替え

始皇帝による自己中心的な法の乱用を正当化して、「法治」という言葉の意味を中国共産党にとって都合の良い理屈(虐殺を正当化する後付けの言い訳。朝令暮改)にすり替えたい。

文化破壊を正当化

儒教を破壊した始皇帝の行いを「正義」として称賛することで、自分たちが儒教・仏教・道教などの伝統文化を破壊することを「正義」であると信じてもらい、称賛してもらいたい。

…等々

書いているだけで吐き気がしてきました。一言でまとめると、自分たちの行いを正当化するための歴史私物化が目的ということですね。

過去の虐殺王を“善人”キャラクターへと造り変えれば、現在の自分たちの虐殺を正当化できて世界中で称賛されると思い込んでいる。そのご都合主義の思考回路は不可解です。そんな作り話を世界中の人々が鵜呑みにして、ウイグル人虐殺や香港人虐殺・国民虐殺を褒め称えてあげるわけがないでしょう?

でも、これが中国共産党の思考回路。……と言うより実は世界中の共産社会主義者(マルクス主義者)に共通した思考回路なのです。

今の国際社会で中国人だけが特別に嘘つきのように見えているのは、現代は共産国家の大国が中国くらいしか存在しないから。若い人はご存知ないと思いますが、かつてはソ連(今のロシア)も中国と全く同じだったのですよ。今も若干、名残りはありますが。

彼らマルクス主義者は言葉の意味や歴史を造り変えることによって、現実に言葉や歴史が変わるのだと本気で信じているカルト宗教の信者なのです。だからあれだけ堂々と嘘をつくのです。※1

では、次の項目からこの宣伝工作の具体的な例を見ていきます。

中国共産党による、始皇帝を「正義の人」へ造り変えるプロパガンダの例

中国共産党はあらゆるメディア媒体やコンテンツを用いて、世界中に「正義の人・始皇帝」という捏造した人物像をばらまいています。

この中国共産党による“始皇帝イイ人キャラ捏造!大々キャンペーン”の具体的な例は、日本人として観ることができるものだけを挙げてもこんなにあります。

代表的なプロパガンダ映画『英雄ーHERO-』

2002年の映画『英雄ーHERO-』。北京オリンピックでも演出を手掛けた映画監督、チャン・イーモウの作品として話題となりました。しかしこの映画は中国共産党による世界覇権を正当化しており、台湾の占領を納得させる意図を持つプロパガンダであることがあからさまでした。

世界情勢に疎い日本人は何も気付かず物語を鵜呑みにし、「始皇帝って素晴らしい人格者!」などと称賛していましたが(情けない…)、欧米人などはプロパガンダの意図にすぐさま気付き大ブーイングを発していました。

『キングダム』は最強のプロパガンダ・コンテンツ

日本の漫画『キングダム』は始皇帝“善人化”歴史捏造プロパガンダの最強コンテンツです。日本のコミックほど東アジア・世界において凄まじい影響力を持つコンテンツは無いからです。プロパガンダの効力は「一騎当千」に値すると言えるでしょう。

『キングダム』を書かせている出版社の陰に、中国共産党の影響があることは明らか。と言うより事実として集英社と中共には資本的なつながりがあるのですが。(別の記事で後述します)

作者の原泰久さんに他国のプロパガンダを手伝わされているという認識があるのかどうかは分かりません。でも彼は「子供の頃から『史記』が好きで読んでいた」と言っていたので、史実の始皇帝を知らないと考えるのは不自然です。おそらく確信犯でしょう。

始皇帝へ最大級の賛辞を贈る歴史学者

フィクションだけではなく、歴史学者が不自然な「曲解」を裏付けとして始皇帝の虐殺を正義であると主張しています。

たとえば、“日本で最も権威がある歴史学者”と左翼団体に呼ばれている渡邉義浩(わたなべ・よしひろ)氏という学者が、この説の熱烈な提唱者として有名です。

「えい政の理想が今も中国を支配している!」 ※意訳:中国共産党の覇権主義、人権無視の独裁は始皇帝の理想を叶えた素晴らしい正義である。全世界も中国共産党の独裁を受け入れるべきだ、という意味 Amazon.co.jpより

ちなみに渡邉義浩氏とは早稲田大学の教授なのですが、いっぽうで中国共産党の出先機関である孔子学院の学長でもあります。目下、日本における中共思想の宣教師として精力的にご活躍中です。

この人は参考資料が「自分の著作だけ」というものすごく特殊な歴史学者で、自らの想像を「史実」と主張する癖があるため、中国史マニアの間では嘲笑されています。しかしアマゾンでこの書籍のレビューを見ると不自然に高評価が殺到しています(この本の場合は全体にキングダムの信者が多いようですが)。

この人の書籍のレビューは全てこの通り不自然なもの。さらに低評価のレビューは削除される確率がとても高いのです。マニアの掲示板では一切、渡邉氏の書籍を褒めている文を見かけたことがないのに不思議ですね。いったい何の集団が書き込んでいるのでしょうか?

諏訪緑さんも始皇帝を称賛する漫画を描きかけたが…

女性誌で漫画を描いている諏訪緑さんは共産主義に共鳴しているようです。(Twitterで日本共産党をフォロー。時々「いいね」を押している)

彼女は以前、諸葛亮(孔明)を主人公にした漫画『時の地平線』を描いてプチブレイク?していました。それは中華圏で昔から「神がかりキャラクター」として称賛されてきた孔明を否定し、人間的に描いた漫画です。芸術としてとても素晴らしい作品で私も好きですが、孔明への人格攻撃は強めでした。決して無能キャラではないものの、今までよりは孔明の評価を引き下げるよう心掛けていたようです。また、この漫画のなかで彼女は「正義・正論」の全否定をして「善悪など存在しない」とのご主張を描いている。無意識なのかもしれませんが、正義破壊と善悪転換のマルクス主義思想がベースとなっていると思われます。それは現代日本の自虐史観にも通じる思想です。※2

この漫画家さんが、孔明の次に選んだ題材が始皇帝でした。『ひすいの国』というタイトルで連載をスタートさせたものの、今のところ執筆は止まっているようです。

第一巻を観たところ始皇帝を「善人」として称賛するための捏造フィクションであるらしい。どこかの団体に属する編集の指示を受けて描くことにしたのでしょうか? しかし諏訪さんは本性が善人であり、大虐殺を称賛できるタイプには思えません。きっとお辛くて筆が止まってしまったのではないか…?と想像しています。または、孔明を描いたときに(捏造フィクション部分に関して)批判が殺到したためトラウマとなったのでしょうか。始皇帝を善人化するためには、『時地』を遥かにしのぐ捏造フィクションを描かなければなりませんから。

歴史修正に利用されるウィキペディア

中国共産党は始皇帝の悪い噂を「漢代に造られた捏造史だ」として打ち消すことに必死です。そして、「近代の研究で悪い噂は全て嘘だと分かった」という作り話を拡散しています。

日本語のウィキペディア『始皇帝』でもこの工作が行われています。ウィキペデイアのページは多くの人が書き込んだ積み重ねなので公平な話も書かれていますが、始皇帝の行った残虐行為は注意深くカットするか、曖昧にぼかされています。

さらに「近代の歴史学では始皇帝が高く評価されている」という話を挿入し、毛沢東の文化大革命もさりげなく肯定しています。

また、清代の革命家(章炳麟)の言葉を借りて、暗に共産主義を賛美する文章を忍ばせることまでしています。

引用:

権力を一人に集中させた始皇帝の下では、すべての人間は平等であった

なるほど。人権が一切無く、始皇帝が好きなときに食したり拷問したり殺したりできる“虫けら”としてだけ存在している国民は、確かに“平等”と言えるのでしょう。これこそ共産社会主義者が目指すディストピアの、「結果の平等」というものです。でもそのような地獄のなかでの平等を得て幸福なのでしょうか? そんな地獄を称えるとは、それでも人間と言えますか?

 

あの反共の雄まで共産党の工作に加担している…

謎なのは、反共メディアとして有名な『大紀元』や『看中国』もこの工作に加担していることです。

具体的に言うとこちらの記事です。

【別URL】『秦の始皇帝に対する数々の誤解 2000年ぶりの再検証-大紀元』

上の記事は中国共産党によるプロパガンダの完全なるコピーでしょう(理論的に明らかな定説を完全否定、ご都合主義の捏造史と歪んだ取り繕いに終始している。まさに嘘まみれな共産党そのものの論理)。

言論弾圧で虐殺の憂き目に遭った法輪功が、文化破壊と思想弾圧・虐殺を「正義」として称えて肯定するとは不可解です。史実を無視する態度にも呆れます。共産党政府におべっかを使って、いずれ認められ優遇されたいと思っているのでしょうか?

またはもう一つ考えられる可能性として、道教を信じる法輪功は儒教を破壊した始皇帝や曹操を崇めたいのかもしれません。そしていずれは儒家を虐殺して自分たちが中華を独占支配するのが目的? 申し訳ないが、それでは本質が共産主義者と同じと言えるでしょう。※3

どちらにしても、なんだか怪しい。

『大紀元』や『看中国』には参考になる記事が多く、私もTwitterでRTさせていただいていますが、このような記事を読むと法輪功という団体が性根から反共なのかどうか疑わしいと思ってしまいます。もし五毛党スパイが紛れ込んで間違いで掲載してしまっただけなら、どうか該当の記事を撤回し削除していただきたい。

洗脳はフィクションから始まる

上の話を馬鹿馬鹿しいと思われるでしょうか? あれほど分かりやすく共通した目的に沿ったプロパガンダなのに、それでも筆者の個人的な妄想だと?

そう思われる方は、よほど頭がお花畑です。

今のところ「マンガはフィクションなのだから何の問題もない。史実なんかどうでもいい」と言って、この話を馬鹿にする方は多いと思います。フィクションと史実との食い違いを指摘すること自体を嫌う人も多いでしょう。

でも、フィクションと言っても本物の歴史を題材にしているのです。現実の人間の名を使った捏造です。現実を素材とした捏造の刃は、現実の今ここにいる我々へ向かってきます。このことが分からない平和ボケは日本人だけ。

フィクションでのイメージ作り変えは手始めに過ぎません。

歴史を捏造する者たちが狙うのは、“現実の書き換え”です。そして次に行うのは、書き換えられた歴史を免罪符とする侵略・虐殺です。

どうか歴史作品はフィクションだからと馬鹿にせず、注意深く観るようにしてください。いちはやくプロパガンダの臭いに気付き、現実の危険を察知することがあなたや家族の身を守ります。

注記

米印の解説です。ちょっと難しい話ですから、余裕があるときに読んでください。

※1 

マルクス主義のベースに近代西洋哲学の唯物論があります。ややこしい話になりますので詳細解説は省きますが、近代西洋哲学は「神を殺し」(形而上の完全否定)正義を否定することで、地上・肉体中心の世界を築こうとしました。そのような肉体中心主義の唯物論は、それまで神に支配されていた人々を解放し西洋社会の発展をうながしました。しかし同時に際限なく欲望を貪ることも人々に許し、自分勝手な快楽殺人すら正義へすり替えることが可能となったのです。神という創造主が存在しないのですから、「今この時点の人間が欲したものは過去から全て現実になる」という理屈になります。だから彼らは過去(歴史)も好き勝手に造り変えることができるし、嘘を言い続ければ現実になると心から信じているわけです。このため共産社会主義国では大量虐殺が正当化されて歴史修正も普通に行われています。有り得ない、信じがたい妄想的な嘘を堂々とつくあの人たちが精神を病んでいるように見えるのはこの通り、根本から狂っているカルト思想のせいです。

※2 

上に同じ理屈で、マルクス主義者を始めとする唯物論者たちは「正義」や「善」というものの存在を否定します。それは神に属する概念だからです。神を殺すことからスタートした人たちなのですから、地上に「正義」や「善悪」など存在してはならないことになります。そのため唯物論に精神を侵された人々は必ず、「何が正義なのか分からない」「正義なんかこの世にない」と言って虐殺を行います。虐殺を止めようとして一般的な道義を掲げて批判する人がいれば、「お前こそ他人を責める殺人者の偽善者だ、お前のような奴が世界を混乱に陥れる本物の悪魔なのだ」と反対に攻撃してきます。『時の地平線』で諏訪緑さんが諸葛孔明に対して行っている批判は、これに相当します。なお、また別枠で書きますが、この作品のベースには実は隠れた「反日」工作があると思います。第二次大戦後、この作品のようにあらゆるジャンルで巧妙に仕組まれた正義・正論破壊が今日の日本人の自虐史観を形成しているのです。

※3 

法輪功という宗教団体は自分たちの教義について、「道教や仏教など中国古典文化を受け継いだもの」と紹介しています。それは確かにそうなのですが、よく調べてみると白蓮教などと同じようにキリスト教の教義もミックスされているようです。中国の民族宗教は中世のある時期からキリスト教の影響を受け、「唯一絶対神の崇拝」や「救世主復活・再来」を信仰するようになりました。これは日本人が想像する道教とは少し性質が違います。唯一絶対神を信仰してしまうと、信者のなかには共産主義者に似た排他的な行動をとる者が出てきます。なにしろマルクス主義はキリスト教からの転化(神を殺しただけ)で生まれたのですから。反転しても独裁主義という根本は同じです。法輪功は道家にとって敵である儒家を虐殺した始皇帝や曹操を称賛している点、やはり共産主義と本質が同じなのかなと疑ってしまいます。同じ弾圧された者として、虐殺された儒家には同情して味方するのが当然と思いますが。そうしないところがやはり完全に信用しきれません。

Translate »