「オタクは軍師になりたがる」で一考。“軍師”向きの資質とは?

「オタクは軍師になりたがる」で一考。“軍師”向きの資質とは?

軽めの雑談、現代のネタです。(ビジネス・勉強)

 

オタクに軍師は無理、という意見

昨日こんなツイートを見つけ笑っていました。

オタクはすぐに軍師とかプロデューサーになりたがるけど、そこは人身掌握とか根回しとか一番必要になってくるポジションなので無理です。

アンザイさんのツイート

「オタクはコミュ力ない」という絶対的な決めつけ(概ね真実)のもと、「無理です」とバッサリ言い切ってしまうところがツボ。
よくよく考えれば「軍師」の定義もこれで正しいかどうかは分からないものの、平均的なイメージで核心を突いている気がするからつい笑ってしまう。
センスあるなあと尊敬します。

ちなみに誤変換だと思いますが「人身掌握」は、「人心掌握」ですね。人身を掌握するのは拉致監禁です…笑。監禁はダメ、絶対。

現実は営業タイプのほうが軍師に向かない

真面目に語れば、上のツイートの断言は正確ではありません。

オタクさんでも軍師になれますよ。
むしろオタク気質がない人のほうが軍師に不向きだと思います。

ただし、日本の「軍師」は確かに無理かな。
日本的な軍師の定義は黒田官兵衛のような折衝(交渉役)。会社で言えば営業職のような人らしい。そのような役回りはオタクさんには難しいでしょう。

日本的なプロデューサー、飲み会などで根回しして仕事をまとめる、といった役割もオタクさんには無理でしょうね。(私も無理です)
つまり全て日本に限定した話なら、上のツイートは真実かも。

しかし大陸定義での本来の「軍師」、“戦争コーディネーター”“作戦家”だとすれば、プランナーやSEに近い仕事です。
情報収集・分析・戦闘計画もしくは政策の構築。その繰り返し。受験勉強のような日々が延々と続きます。

参考

諸葛亮は何の仕事をしていた? 現実の「軍師」はイメージとかなり違う!

こういった地味な仕事は逆にオタク気質がある人でなければ務まらないはず。
「コロナで飲みニケーションができない。ストレス溜まって死んじゃう!」などと言っている営業タイプの人にはとうてい任せられない。たぶん耐え切れず精神を病むか、蒸発すると思います。

何度も書くけど、戦場で扇子を振る(笑)のが作戦家の仕事ではありません。
パフォーマンス好きの人、飲み会で仕切るタイプには務まらない。
国家としても飲み二ケーションばかりが得意なタイプ※に政策立案を委ねたら不安で仕方ないでしょう。
乗りや口約束で適当な仕事をされては困るのです。

※今、日本国はこんなタイプばかりがトップを占めて「エイヤー」の乗りで仕事をしていると思われる。これは非常に危険なこと。「エイヤー」で国家防衛は不可能です。

勘がはたらくことが軍師の資質、か

「オタクは軍師に向く」と言っても、どのようなタイプのオタクでも可能なのかというとそうではありません。もちろん。

趣味の範囲が特殊過ぎて視野が狭い、思考が狭い人は駄目だと思います。
一戦闘にこだわるタイプ、戦術の細かな部分だけに囚われて全体戦略を見失う……このようなタイプのオタクさんはゲームの戦闘ならうまくいっても、現実の軍師は無理でしょう。

細部戦術ばかりにこだわる人は必ず大量の犠牲者を出します。戦術好きな人はそもそも、下々の兵士や国民が死んでも構わないと思っているところがありますしね。

軍師として絶対に必要な資質は、孤独で地味な仕事に耐性があるほかに
優先事項を理解して取捨選択できる人
となるでしょうか。
視野を広く持ったうえで、情報を取捨選択し筋道立てて分類できる、つまり頭のなかで整理をつけるのがうまい。

たとえば、戦場で最も重要なものは何か?

〔答え〕 生命

住民の生命の保守が戦争における最優先事項です。次に自軍の兵士の生命。敵軍も含め、可能な限り犠牲者を少なくすること。
名誉のための勝利は優先事項ではありません。
ただし敵国に支配されることで住民が苦しみ、結果として皆が死ぬなら何としても主権を奪われるわけにはいきません。

そのような最優先事項が分かっていれば、あとは最善の対策を考えるだけです。雑多な情報が溢れていても優先事項が決まっていれば適切な選択をすることができます。

これが実務における正しい“俯瞰思考”です。

何が優先事項なのか理解できていない人は、ただ広く情報を集めることが“俯瞰”だと思っているから計画がおかしくなります。
全体を見たうえでの情報取捨選択、的確に“削ぎ落とす”俯瞰思考ができる人こそが作戦家に向きます。

いわゆる「勘がはたらく人」とは、このような実務の俯瞰思考で取捨選択が的確な人のこと。

もし、オタクさんのなかでこの「勘がはたらく人」がいるなら、抜群に軍師向きと言えるでしょうね。

【具体例】学校のテストで“ヤマ”を当てるのが得意だった人は、軍師の素質ありです。テストのヤマを当てられるということは全体を見て重要事項が何かを理解し、取捨選択できる能力があることを表すからです。たとえば日露戦争の参謀(作戦家=大陸的軍師)で有名な秋山真之はヤマを当てるのが得意で、学校ではテストに出る箇所を予測したプリントを売りさばく「ヤマ師」として名を馳せたとか。…そもそもこの「ヤマ」という言葉も、武田信玄の軍師・山本勘助から来ていますね。「勘がはたらく」のは作戦家として必須の能力なのでしょう。

まとめ

・本義の「軍師」は地味職に耐性があるオタク気質がなければ務まらない
・飲み二ケーション好きの営業タイプは軍師に不向き
・オタクさんのなかでも広い視野で、優先事項を理解している人が軍師向き

必要なのは「思考の軸」(メディア記事参考)

以上、自分の考えを語りました。偉そうにすみません。

現世で高い地位にない私の話では信用できないのでしたら、たとえばこちらの方の記事など参考になさってはいかがでしょうか。

現代で「参謀」(補佐役)を務めた方のお話。

『参謀の思考法――賢い人とは、「頭の回転」の速い人ではなく、ブレない「思考の軸」を鍛えた人である。』(ダイヤモンドオンライン)

「原理原則」こそが、最強の思考ツールである

自分の頭で考える――。

これが、参謀の基本です。

では、「自分の頭で考える」とはどういうことでしょうか?

これは、いろいろな角度から論じることができるテーマではありますが、私が、最も重視してきたのは、「原理原則」を軸に考えるということです。私が思うに、人間は、何らかの「尺度」をもたずにモノを考えることはできません。なんらかの「尺度」と照らし合わせることで、「これは正しいことか?」「どうすべきか?」といった思考を正しく機能させることができるのです。そして、その最も重要な尺度が「原理原則」だと思うのです。

「原理原則」とは、決して小難しいものではありません。

「生命を大切にする」「環境を大切にする」「ウソをつかない」「ルールを守る」「高い品質を保証する」など、小学生にもわかる当たり前のことです。しかし、この「当たり前」の尺度を軸にモノを考えることさえ徹底すれば、どんなに複雑な状況に置かれ、さまざまな意見が錯綜するなかであっても、間違った判断を遠ざけることができます。「原理原則」こそが、最強の思考ツールだと思うのです。

仰る通り。渋沢栄一の理念とも同じと思います。

図々しいですが、いつも自分が述べていることにも同じで共感しますね。

私はプライベートで
「心に照らし合わせて考えろ」
「せめて十戒レベルの道徳くらい守れ(嘘つくな、過剰に欲を貪るな等々)」
と言ってきました。
仕事に関する話ではないので伝わりづらかったと思うのですが、「心に照らして」を現実のビジネスで置き換えるなら、上の記事のような表現になると思います。

原理原則とか、道徳などと言うとまた「そんなものにこだわるのは悪だ!!」と例の思想に侵された人たちが攻撃してくるでしょう。
でもそれは頭の悪い人たちの叫び。
行動原則・思考原則は最終的に必ず賢い結果へ導きます。

付け加えるとその原則すら他者に教わって鵜呑みにするだけでは危険なのですが(私は原則から自分で考えるタイプ)……、それはまた別の話。

おもしろネタ引用のつもりが長くなってしまいました。

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