曹操はサイコパスだった! 現代の脳科学・精神医学で裏付けられる人格障がい

曹操はサイコパスだった! 現代の脳科学・精神医学で裏付けられる人格障がい

『三国志人物をMBTI(現代の性格分析)で考えてみた』にて、私は「曹操はサイコパスだった」と書きました。

「三国志(正史)でMBTI」、参考に考えてみた

昨今の“曹操崇拝教”の布教活動によって凄まじい曹操上げが行われたため、“曹操信者”と呼ばれる妄信的なファンを増やした曹操のこと。彼を「サイコパス」と表現したことに反発を覚える方も多いでしょう。

しかしその反発心のベースには数々の誤った知識があると思います。

まず第一に、「サイコパス」という言葉に誤解があります。

次に、曹操に対しての批判は全てフィクションで創られた偏見である、というコミックやネットで教育された思い込みです。

この記事では「サイコパス」という言葉が単なる悪口ではなく医学用語であること、曹操が「サイコパス」と述べるのはフィクション上の偏見などではなく、史実に照らした話であることを解説していきます。

〔お断り〕この記事を書いている筆者は演義ベースの『三国志』フィクションを一度も通読したことがなく、ゲームすらやったことがありません。フィクションの内容は参考として解説書で読んだのみ、ほぼ史実しか知らない無い者です。したがって、「お前はフィクションに洗脳されて我が曹操様へ偏見を抱いているバカ!」との意見は無効です。

 

サイコパスとは何? …実は、精神医学上の分類です

上の記事でも補足として簡単に説明していますが、まず「サイコパス」という言葉について大きな誤解をしている方が多いようです。「殺人鬼」のようなただの悪口レッテル用語だと思われている。

その認識、誤りです。

実は「サイコパス」とは精神医学上の用語。人を誹謗中傷するために使うレッテルではなく、医学で診断のために用いられる学術的に根拠のある人格類型です。

「サイコパス」は「精神病質者」と訳す

サイコパス(psychopath)は日本語では「精神病質者」と訳します。精神障碍の類型である、サイコパシー(psychopathy)の要素を持つ人々のことです。

サイコパシーとは社会に適応できない、健常と精神病との間にある障碍のこと。広い意味でのパーソナリティ障碍の一つ、「反社会的パーソナリティ」に相当します。

サイコパスのなかには反社会的な行動を繰り返して殺人を犯す者もいるため、「猟奇的な殺人鬼」というイメージを持たれています。

しかし実際には殺人や暴力行為に及ばず、刑務所に入ることもなく暮らしているサイコパスも存在します。このような人を「マイルド・サイコパス」と呼びます。

マイルド・サイコパスは社会へ上手に溶け込みます。それどころか、嘘をつくのが得意である、口八丁で他人を魅了してコントロールする、利己的である…といった特性から出世するには有利となり、経営者などで成功することも多くあります。

このことから最近、成功者に箔をつける褒め言葉として「サイコパス」という用語を使うことも増えました。

ただ現実を言えばサイコパスはマイルドであっても、必ずパワー・ハラスメントに及ぶなどの困った特性があります。サイコパスの自覚がある人は病院へ行って診断を受け、他者へ害を及ぼさないための行動療法プログラムを受けると良いでしょう。

サイコパスの特性とは

具体的に述べると、サイコパスには次のような特性があります。

・口達者で表面的な魅力があるため一時的な好意を獲得しやすい

・日常的に平然と嘘をつく

・他者への共感性、同情心が低い

・自己中心的、利己的

・他人をコントロールしたがる

・衝動性が強い、短気で癇癪持ち

・他罰的(他人を責めて自分は一切反省しない)

・退屈を嫌う

・良心、罪悪感が欠如している

…等々。

サイコパス診断テスト

ご自身がサイコパスかどうかチェックしたい方は、たとえばこちらのサイトで診断できます。

【テスト1】サイコパスの診断・症状無料チェック(こころナビ)

上のテストは病院でも用いられている正式な診断基準ですが、本人が受けるテストとしては結果を推測しやすく操作が可能とも言えます。

結果を読みづらい診断テストとしては、たとえば以下がお奨め。ロールシャッハ・テストによる診断です。

【テスト2】正確なサイコパステスト(VONVON)

なお、障碍の治療として確定診断を得るには専門資格を持つ医師の診察が必要です。チェック後、点数が高かった人は病院を受診してください。

おまけ。筆者結果

ちなみに筆者は上のテスト1で「サイコパス度 100点満点中3点」とのことでした…笑。意外に思われるでしょうか。私が攻撃的な言葉を使う時は、実はちょっと無理しているかもしれません。

テスト2結果。(期間を数年開けて2回受け、2回とも同じ結果)

あなたの場合は本当に純粋で、明るい内面を持っています。自分の内面に耳を傾けながら、これを基盤に行動をする言行一致を実現しています。

本当かよっ!と疑われそうな結果なのですが、“自分の内面に耳を傾け言行一致を目指す”という箇所は確かに自覚があります。

「サイコパスは高知能」という神話が出回っているため、この結果だと逆に知能が低いと思われそうで嫌だなと思うのですが、実はサイコパスは低知能な傾向が高いということが最近の研究で分かってきています。

【リンク】実はサイコパスの知能指数は平均より低いことが最近の研究で明らかに より引用:

現在、刑務所にいる犯罪者やキャリア的に成功した一般人を含めて9000人以上の被験者を対象に行われた。その中で精神病質的な傾向が高かった者は、IQのスコアが低い傾向があり、小さなことだが重要な関連があることがわかった。

筆者と同じようにサイコパス度が低かった皆さんへ、純粋=低知能というわけではないらしいので(笑)どうかご安心ください。しかし逆にサイコパスの被害者になりがちかもしれません。お互い注意しましょう。

サイコパスになる要因

サイコパスになる直接的な要因は特定されていません。

ただ、サイコパスと診断される人は脳のなかの共感性を担う「扁桃体(へんとうたい)」に障碍があるか、非常に機能が弱っていることが分かっています。

このために他者への同情・共感が欠如しており、冷酷で残虐な行いができるほか、良心の呵責も持たないために平気で嘘をついたり人を殺したりすることが可能となります。もちろん殺人までするかどうかは本人の育った環境次第。

サイコパスの根本治療は今のところありませんが、教育や訓練によって社会に馴染み、上記の「マイルド・サイコパス」になることも可能です。

扁桃体:

Images are generated by Life Science Databases(LSDB). – from Anatomography, website maintained by Life Science Databases(LSDB).

なお、この扁桃体は教育や行いによって退化することがあるため、先天性だけではなく後天性のサイコパスも存在します。

(後天性サイコパスは「ソシオパス」とも呼ばれますがほぼ同義です)

人間は「嘘をつく」という行為を繰り返すと、最初は良心の呵責を覚えても次第に罪の意識が減っていきます。その行いを何度も繰り返すと脳そのものが構造を変え、偏桃体が退化して先天性と似たサイコパスになるということです。

カルトな思想に染まった人は、思想リーダーに命令されて嘘をついたり、人を殺したりします。「理想社会を実現するため」と自分に言い聞かせてそのような犯罪を行っているうちに脳が変化し、人間ではない別の者に化けてしまうということです。このようなカルト思想による人格改造は俗に「獣化教育」※と呼ばれています。

※たとえばこちらのように「息を吐くように嘘をつく」集団はこの獣化教育を受けた人々でしょう

曹操の人格を現代精神医学で分析する

では、いよいよ曹操の人格について上の診断基準により分析していきます。

曹操は古代の人物ですが、かなり詳細な記録が残っており現代精神医学や心理学で分析することが可能と言えます。

ただ分析する際は、記録書に書かれた文が事実がどうかを見極めなければなりません。特に政治的な理由で美化された史書の情報は除外する必要があります

(以下、史書に関する説明は他記事と重複するところもありますがこの記事だけ読まれている方のために書きます。必要ない方は飛ばして次の項目へ進んでください)

まずは歴史書の真正性から見分ける

歴史書のどの箇所が信じるに値する文なのかは、史書そのものを読むだけでは不十分で、時代背景も少しは知って考える必要があるでしょう。

実は、皆さんが史実と信じている陳寿著『三國志(三國書)』本文には、疑わしい箇所が多々あります。特に曹操に関しては政治的な事情により賛美する必要があったため鵜呑みにしてはならないと言えます。

何故、陳寿は曹操を美化する必要があったのか?

これは陳寿の『三國志』が、三国時代の後に全土を征服した晋王朝のもとで書かれた歴史書であるからです。

晋王朝は魏に仕えた司馬氏が造った国。このため晋は、かつての三国のなかで曹氏の魏だけを政党な王朝であると主張する必要がありました。そうしなければ晋が大陸全土を治める大義名分がなくなり、民が暴動を起こして即座に国が瓦解するからです。

天下統一を確固たるものにするため、魏が正統な国であったという前提で書かれたのが、陳寿著『三國志』。

当然ながら「正統な王朝であった魏」の建国に尽力した“祖先”、曹操については不利なことは一切書かずに持ち上げる必要がありました。

証拠として、陳寿は曹操の記録書を『曹操伝』とせずに『武帝記』と題名しています。本文中でも曹操と呼ばずに「太祖武皇帝」と呼ぶ。太祖とは「始祖の皇帝」という意味で、皇帝にはならなかった曹操に対しては異例であり最大級の敬称です。三国中で『魏志』に割いたページ数が極端に多いのも、『三國志』が魏を持ち上げるために書かれたのだという裏付けになります。

これは現代で言えば、中国共産党の命令で毛沢東の歴史書を書くようなものです。毛沢東が虐殺したなどの不利益な話を本文に書けるわけがないでしょう? 書いたら殺されてしまいますよ。

今ほどではないにしても、王朝のために正統な歴史書を書く歴史家に完全な言論の自由などありません。

だから近年、曹操ファンたちが「陳寿は蜀出身だから蜀ばかり持ち上げたのだ」などというデマを拡散していますが、事実は正反対で魏を持ち上げ蜀を貶める目的で書かれたのが『三國志』なのだと言えます。蜀を持ち上げているのはフィクション『三國演義』のほうであり(つまり蜀人物は千年にわたり民間で評価が高く人気があった)、正史は魏と曹操を過剰に持ち上げていることに気付かなければなりません。このことは冷静に史書を読めば分かるはず。

【参考】現代日本で曹操崇拝という洗脳教育が推し進められている背景:

毛沢東と『三国志』、曹操崇拝について。蜀を「悪」と定め貶めた中国共産党

ただし陳寿は優秀な歴史家だったので、一般の国民がすぐに嘘だと気付いて批判できるような捏造話を書き入れることはしませんでした。この点、嘘を叫べば現実が変わると信じている現代左翼より賢かったと言えますね。

陳寿は主に、「書かない」ことによって真実を歪めました。たとえば、曹操が虐殺・粛清した事実などはなるべく書かないことにしていた。

この不足を補ったのが、陳寿より少し後に活躍した東晋の歴史家・裴松之(はいしょうし)です。彼は陳寿がわざと書かなかった情報を、当時まだ生々しく残っていた記録文や証言を集めて「注記」という形で『三國志』に記して補いました。

裴松之の注記は玉石混交と言われていますが、とにかく選別せず情報を集めて記した点、生きたジャーナリズムに近いものがあります。おそらくこの注記のほうが本文よりも真実に近い情報が多いでしょう。

注記のうち、明らかな嘘と分かるものは除外するとして、もし人格に沿った一貫性がある記述があればそれは史実であると推測されます。

曹操がサイコパスという根拠

さて、本題。上の根拠から真実と思われる記述で分析していきます。

裴松之注のうち、人格を表している曹操のエピソードは以下のようなものです。特に幼い頃や若い頃のエピソードに注目。

曹操の人格が現れたエピソード

1.幼い頃から日常的に嘘ばかりついていたので、父や親族たちは大いに困った。曹操の幼時のあだ名は「阿瞞(ウソつきちゃん)」。…『曹瞞伝』

2.若い頃から権謀術数(人を騙して操る技能)に長け勝手放題だった。…正史本文

3.正義を通すよりも「必要悪」を優先した。クーデターや宦官絶滅の計画を持ちかけられたとき、必要悪と失敗の可能性を唱えて断っている。…『魏書』他

4.猜疑心が強く、自分を保護してくれた呂伯が裏切ると思い込み家族全員を皆殺しにした。誤りで無実の人を殺したことに気付いても、「殺される前に殺さなければならなかった」と自己正当化して悪びれなかった。…『異同雑語』

5.「私が他人を裏切ることがあっても、他人が私を裏切ることは絶対に許さない」という利己主義を極めた名言を残している。…同上

6.猟奇性、残虐性が強い。父親が徐州からの帰り道で殺された腹いせに、無関係な徐州住民を大虐殺した。老若男女、妊婦、胎児、犬に至るまで生きている者は皆殺しにされた。遺体を投げ入れられた河は赤く染まり、やがて水の流れも止まった。この前代未聞のジェノサイドは繰り返し行われた。…『後漢書』他

7.激高しやすい尋常ではないパワハラ拷問処刑は日常のことだった。長年身を捧げて仕えた家臣であっても、僅かなことで怒り出して拷問の末に処刑した。曹操の忠臣だった荀彧に至っては、ただうつ病となり元気が無くなっただけであるのに「使えない奴」と呼んで邪険にした。…あまりにも多い話なので文献を挙げきれず

etc…

以上、ほんの一部を挙げただけですがこれらの記録は曹操が精神医学上のサイコパスであったことを裏付けるに、充分な証拠となるでしょう。

診断基準との照合

ここまで読んで来られた方には解説するまでもないでしょうが、念のため具体的に各行動を医学上のサイコパス・チェックリスト(PCL-R)【参考】で分析してみます。

1.日常的に嘘ばかりつく → 因子1-4病的な虚言、因子2-12幼少期の問題行動

2.権謀術数に長ける → 因子1-1口達者で表面的な魅力、因子1-5偽り騙す傾向/人を操る

3.必要悪を主張 → 因子1-6良心の呵責や罪悪感の欠如

4.無実の一家を皆殺し → 因子1-6、因子1-8冷淡・共感性の欠如、因子1-16自分の行動に責任が取れない、因子2-10行動のコントロールができない、因子2-14衝動的、因子3-20多種多様な犯罪歴

5.自分は他人に迷惑をかけるが、かけられると許さない → 因子1-6、因子1-16

6.無辜の民を大々虐殺 → 4に同じ

7.激高しやすく他罰的、残虐な拷問処刑を好む → 4に同じ

結論、曹操はサイコパスでしかないでしょう

ここまで分析しても「曹操様はサイコパスではない」と思う方のために、上記の分析を踏まえて冒頭テスト1にて診断してみました。

ファンたちが主張するように「長期的展望はあった」、「感情豊かで心優しかった」などの言葉を考慮してさしあげ回答したのですが… 結果は次の通り。

…うわ。

これほど明白な結果が出るとは思っていなかったので引きました。

曹操信者の皆さん、まだ否定できますか?

これでも「曹操様はサイコパスではない!」と主張する人がいたら、ただの教祖様を妄信するカルト信者です。早く夢から覚めて現実を見ましょう。

決め手は「嘘つきちゃん」のニックネーム

曹操がサイコパスであることを裏付ける情報として、私が特に注目したのは「嘘つきちゃん」という幼い頃のあだ名でした。

幼少期から、息を吐くように嘘をつく習慣があった。これはサイコパスを研究する学者たちが小躍りするほど、見事なサイコパスの典型的特性です。

(この記録自体を否定する曹操ファンが多いのですが、後年の人格と完全に一貫性がありますので事実の記録でしょう。自分たちにとって不都合な話だからという理由だけで、何の根拠もなく嘘だと否定する妄信者には論理的な話は不可能です)

サイコパス研究者たちは曹操を研究すれば良いのにと思います。これほど全ての特性を持つ典型的サイコパス・サンプルを見つけるのは、現代でもなかなか難しいのでは?

民衆虐殺を正当化する人々はカルト信者に典型な「後天的サイコパス」

6や7のジェノサイドについて話をしたとき、ファンたちの反応で気になるのが

「曹操様には深いお考えがあり、合理的な判断によって民衆虐殺されたのだ。民衆虐殺は、当時は当たり前に行われていて認められていた」

などと虐殺を正当化、あくまでも曹操の行いは素晴らしいものだったと称賛する態度です。

言っておくが武器を持たない民をジェノサイドすることが「合理的な判断」で「当たり前の行動」として認められ称賛されたことなど、人類史上一瞬たりともありません

ジェノサイドを称賛する者たちも私は後天性サイコパスと考えます。

カルト思想の信者が教祖の悪事を正当化しているうち、自らも扁桃体を退化させてサイコパス化していく典型事例と言えるでしょう。

え、曹操がサイコパスだから好きなのではなかったのですか?

そもそも曹操ファンは、殺人鬼が大好きな人たちであるはず。冷酷に大量殺人し続けるサイコパスな曹操だからこそ好きになったはずです。

それなのに「我が曹操様はサイコパスではない」、などと史実を歪めて主張するのはおかしいでしょう。

ファンなのに人物本来の個性を否定するなど、あり得ない。現実を否定したら曹操が気の毒ですよ。ファンであるならば、いやファンだからこそその人物の個性をありのまま認めるべきです。

曹操ファンは、「私は曹操様がサイコパスだから好きなの♪ 殺人している場面がたまらな~い」と正直に公言すればいいだけのことでしょう。

たとえば米国映画『羊たちの沈黙』レクターは典型的サイコパスですが、サイコパスだからこそ熱中するファンたちがいるわけです。彼らは嘘などつかず「サイコパスなレクター様が好き」と公言します。傍から見れば「変態だなあ…」と思って引きますが、殺人鬼が好きという気持ちが本心ならば正直に言えばいいだけのことでしょう。何故、嘘をつく必要があるのですか? 社会的に立場が悪くなるなどという自己都合で史実を歪めたら、あなたの愛する曹操様がお可哀想でしょう!

曹操がサイコパスとなった要因

ところで曹操は何故、サイコパスとなったのでしょうか?

サイコパスには先天的な場合と後天的な場合とがあります。

曹操は幼少期から「嘘つき」だったなどの問題行動がありましたので、少なくとも物心ついた頃の幼少期からサイコパスだったと言えます。おそらく先天的サイコパスだったと思われますが、遺伝子が要因とは限らず、幼少期の熱病などによる脳障碍が要因だった可能性も捨てきれません。

近年中国で曹操の墓が調査され、曹操のものと考えられる遺骨が発見されました。この頭蓋骨調査で、脳に障碍を負っていた可能性が高いことが分かったそうです。

そのことを裏付ける曹操の記録が、強度の頭痛持ちだったということです。

曹操の頭痛は非常に長期間におよび、年を取るほど症状が進んだため一般的な片頭痛とは違うでしょう。(もしただの片頭痛だったら年を取ると症状が緩和します)

おそらく曹操は幼少期に熱病などで障碍を負った。その後、晩年には脳腫瘍などを発症し死に至ったのではないか、と推測することができます。

つまり、曹操のサイコパシーは何らかの病気を原因とする脳障碍が要因だった可能性が高いということ。

もし脳障碍でサイコパスとなっていただけなのなら曹操も気の毒ですが、自己をコントロールできずに行った大量虐殺などの罪は消えません。曹操信者が大声で歴史捏造しても、過去の歴史は変えられない。

未来の人がすべきことは、過去を歪めて嘘の話で称賛するのではなく、できるだけ誠実に史実を残して分析すること。そして自分の人生に活かすことです。そうでなければ苦しみながら乱世を生きた人物たちが浮かばれません。

付記 諸葛亮は共感力が高過ぎるスキゾイド

曹操のことばかり悪く言っては不公平。

付記として、曹操ファンの皆さんが「曹操の敵対者」と考えて憎み続けている諸葛亮(孔明)についても触れておきます。

スキゾイドとは、サイコパスのちょうど反対

実は、諸葛亮もパーソナリティ障碍者だったのではないかと私は考えています。

その障碍の名は、「スキゾイド」。

“諸葛亮は曹操と対極”というイメージを持たれている通り、スキゾイドはサイコパスのちょうど正反対。共感性が低い障碍であるサイコパスと真逆で、共感性が高過ぎるという障碍です。

共感性が高い……とは良いことのように思われるでしょうが、脳の感度が良過ぎて外界と接しただけで非常なストレスを感じるため、心をブロックしがちです。社会で生きづらさを感じ、引き篭もりがちになるとのことです。

「出仕せず隠棲して晴耕雨読していた」という記録のある諸葛亮には、まさにぴったりなパーソナリティではないでしょうか?

スキゾイドは高過ぎる感度をブロックするために、「鈍感な仮面を被る」とのこと。このため外観上は飄々としていて、冷淡にも見えるのだそうです。

孔明が曹操に似ている、と誤解する人がいるのもこの「鈍感な仮面」のせいかもしれません。

参考。スキゾイドの特徴と「鈍感仮面」:

(C)ふーと@人間社会の飛行法さん

孔明がサイコパスと正反対だった証として、

「言行一致を(自分でも守り、他人にも)要求した」

という記録があります。『諸葛亮伝』陳寿評より。

上のサイコパステスト2、点数が低い(つまりサイコパスとは逆)の結果文に

自分の内面に耳を傾けながら、これを基盤に行動をする言行一致を実現する

という特性が書かれていますから、おそらく諸葛亮もテスト2を受ければこのように評価されるでしょう。

晩年「泣いてばかりいた」と記録されている諸葛亮ですが、おそらくその頃にはスキゾイドが治ってHSP(超高感度人間)へ移行していたのではないかと推測されます。

雑談まとめ

サイコパスにスキゾイド。

いずれにしても「癖の強い人格」でなければあの乱世で目立つことはできなかったということでしょうか。

三国時代、ちょうど正反対だった二極の人物が今も皆さんの関心を引いているのは偶然ではないのかもしれません。

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