「勝共」事件で学ぶ。共産主義と宗教、血みどろの歴史【左翼が宗教弾圧する理由2】
前回の記事では日本のメディアが安倍元首相殺害事件を利用して旧統一教会を“弾圧”している現状に触れました。
前記事:
今回はメディアが旧統一教会を叩く理由について、共産主義の歴史からひもといて考えます。
他記事をクリックしない方のために繰り返しで解説しているところがあります。必要ない箇所は読み飛ばしてください。
〔8/20 読みづらかった箇所修正のため文章推敲〕
Contents
前提:日本のメディアは9割が左翼です
ご存知ない方もいると思うので先に書いておくと、現在の日本のメディアはほとんどが「左翼」つまり共産・社会主義思想を持つ者たちによって経営されています。中国共産党などの外国資本も入っています。このため、テレビや大手新聞で流されている主張のほとんどは共産・社会主義者にとって有利な主張となっています。
【参考】左傾化している日本メディアリスト
旧統一教会は「勝共」という反共活動をしていた
世界史を眺める前に、まず日本における旧統一教会の件から考えてみます。
Q.日本のメディア=左翼たちは何故ここまで旧統一教会を叩いているのか?
A.旧統一教会は左翼にとっての不倶戴天の敵だから
旧統一教会が運営する「国際勝共連合(こくさいしょうきょうれんごう)」という団体は、反共の最前線で活動してきたそうです。
勝共連合サイト『団体概要(設立の目的)』より引用:
「共産主義は間違っている」をスローガンに勝共運動を国内外で果敢に展開し、1989年の「ベルリンの壁」消滅、さらにはソ連・東欧圏が解放されるプロセスに深く関わりました。国際勝共連合の50年の歩みは、内外の共産主義との熾烈な思想戦そのものです。
国際勝共連合の提唱者・文鮮明総裁は、常々「世界から共産主義者が1人もいなくなるまで勝共の旗を降ろさない」と語ってこられました。国際共産主義(ソ連中心)に勝利宣言をした当連合ですが、なお残存する共産国(中国や北朝鮮など)の解放に向けた言論活動、そして国内おける日本共産党等の共産主義勢力、及び、文化共産主義(家族など伝統基盤破壊)との更なる闘いを継続しています。
共産主義の脅威と問題点を明快に暴き、共産主義の解放に向けた闘い 及び 思想啓蒙が勝共運動の主なミッションです。
つまり、旧統一教会は日本における共産革命を防止する役割を担っていたということです。
ちなみに「勝共連合」は旧統一教会が日本の政治家に近付き、ズブズブの関係を構築するために造ったのだとメディアが報道していますが事実は反対です。1960年代の安保闘争で日本国が共産革命の危機に晒されていたとき、安倍元首相の祖父である岸信介氏の呼びかけで設立された団体。
なお、メディアやSNS等で「右翼(ネトウヨ)は全員、統一教会の信者である」とするイメージづくりが盛んに行われていますが、これは嘘です。たとえば有名な右派の椛島有三氏は「政治的な関係では勝共と協力するも、宗教教義に賛同することはなく統一教会とは距離を置いていた」そうです。神道系の日本会議とは宗教教義で「利益相反」なのですから当然でしょう。
少なくともこの事実から左翼には旧統一教会を叩き潰す動機があったと分かります。
繰り返しになりますが、メディアは「被害者救済」などという正義のためにカルト宗教を批判しているわけではありません。ただ自分たち共産主義者にとって邪魔だから、私利のために潰そうとしているだけです。霊感商法批判も団体を攻撃するための口実に過ぎません。
(前記事でも書いた通り、筆者は霊感商法などをする団体を許すべきだと主張する者ではありません。この話とは別に旧統一教会の罪は問われるべきですが、旧統一教会が消えて得をする左翼が弾圧するのは違うでしょうという話をここでしています。左翼は他団体を責める前に自分たちの殺人リンチ行為を反省し、カルト思想の信奉を辞めるべき。何より、自分たちを利する宗教弾圧のために元首相の命を利用することは許せません)
左翼たちは安倍晋三氏に対しても彼個人への恨みだけではなく、祖父の代からの憎悪を募らせていたようですね。
だとすれば左翼が積年の恨みを晴らすために安倍晋三氏を殺害することは十分考えられます。さらにその事件を宣伝利用して不倶戴天の敵である旧統一教会と自民党を同時に叩き潰すことができたなら、左翼にとっては一石三鳥です。
誰が計画したのか知りませんが、左翼の間では「うまい作戦」としてさぞ賞賛されたことでしょう。しかし一般感覚で見れば実に稚拙な、バレバレの作戦です。
ここまで動機と事件が直結し、首謀集団が分かりやすい事件もそうないと思います。このように単純過ぎる作戦を考えるのは偏差値28くらいの者しかいないのでは。思いついたとしても逮捕される可能性が高いですから通常は実行しないでしょう。しかし左翼は日本を含め世界の大手メディアをほぼ完全に占拠し、警察権力も抑えているためこのように稚拙な作戦でも堂々と実行することができました。
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なお、この暗殺計画は少なくとも2019年7月までには確実に立てられ、実行に移されたと考えられます。
【計画時期の推測】2019年7月「安倍やめろ」該当演説訴訟で警備抑え込み→その後10月に山上容疑者の偽装Twitterが開始されている(どちらも香港デモ直後、中国共産党を始めとする世界左翼のなりふり構わない反撃が始まった時期と一致)
人の命が道具のように利用され、左翼の思惑通り“共産革命”が進められる。共産主義が生まれて以降、幾度このような犯罪が繰り返されてきたことか。
小さな声しか持たない“民衆”である我々は何もできず占領されるしかないのか?
否、せめて気付いている人は黙っていては駄目。そう思うから私もここでメッセージを送っています。茶番に気付いている一般人の皆さんもどうか発信にご協力ください。発信が無理なら拡散をお願いします。
【SNSでの声、例】
統一教会との接触を絶対悪と定義し、少しでも接触した者を徹底糾弾し社会的に破滅させようとしているが、現実には議員だけ、しかも自民党だけに矛先を向け攻撃しているな。攻撃しているメンバーを見ても、これ、共産主義者による宗教弾圧を通じた全体主義、国家転覆運動、共産主義革命じゃないのか。
alpha白兎omega369SIVA大和神仁 白兎@alpha369omega
返信先: @nipponkairagiさんその通りです
赤色マスコミ(急先鋒は赤旗)が
T教会絡みで叩くのは、自民、保守議員、何故か他の政党も他の宗教団体と絡みがあるのに→赤絡みの団体にはマスコミはダンマリ
🇺🇸でも🇯🇵と同様
T宗教と共和党、保守議員、トランプ氏だけが叩かれ、トランプ再選阻止
得をする国は赤い国
民主主義VS共産主義日本も米国も、このままでは、赤い国、共産主義に本当に負けてしまいます、国民の団結が必要です
https://twitter.com/ReutersJapan/status/1557637952808828929日本人も今、この騒動の本質を見抜き、騒がないと本当に武力無しで亡国となる
日本を動かしていく政治家達が赤色に染まっているならば
国を国民を好きなように出来てしまう
海乱鬼さんの仰るとおり
これは共産、全体主義へ向かう為の打倒民主主義への共産革命
最後、矛先は皇室にまで向かってしまう
共産主義と宗教、長きにわたる「宗教戦争」の歴史
次に共産主義がどうして宗教を叩くのか原因を探るため、視野を広げて世界史を眺めることとします。
実は左翼が宗教団体を弾圧するのは今に始まったことではありません。
共産主義は誕生時点からずっと「反宗教主義」を掲げ、宗教を弾圧しています。そして19世紀にはマルクスやレーニンによって反宗教主義が強められ、ソヴィエトや中国共産党で苛烈な宗教弾圧が実行されることになりました。
〔閲覧注意! ここから下は幾つか具体的な実例を引用します。残酷な話が苦手な人・メンタルが弱い人は読まないようにご注意ください〕
共産主義者によるロシア正教会弾圧
1917年のロシア革命後に行われた宗教弾圧の事例です。
共産主義政権による弾圧の概要
1917年のロシア革命によって無神論を奉じるソヴィエト政権が成立すると、多数の聖堂や修道院が閉鎖され、財産が没収された。後に世界遺産となるソロヴェツキー諸島の修道院群は強制収容所に転用された。聖職者や信者が外国のスパイなどの嫌疑で逮捕され、また多数の者が処刑され致命した。日本正教会の京都主教を務めていたことのあるペルミの聖アンドロニクは、生き埋めにされた上で銃殺されるという特異な致命を遂げたことで知られている。
1921年から1923年にかけてだけで、主教28人、妻帯司祭2691人、修道士1962人、修道女3447人、その他信徒多数が処刑されたが[41]、1918年から1930年にかけてみれば、およそ4万2千人の聖職者が殺され、1930年代にも3万から3万5千の司祭が銃殺もしくは投獄された[42]。1937年と1938年には52人の主教のうち40人が銃殺された[43]。
「新致命者」も参照
当初は無神論を標榜するボリシェヴィキに対して強硬な反発を示していたモスクワ総主教ティーホン(チーホン)は、想像以上に苛烈な弾圧が教会に対して行われていく情勢に対して現実的姿勢に転換し、ソヴィエト政権をロシアの正当な政府と認め一定の協力を行ったが、教会の活動はなお著しく制限された。政府の迫害を恐れ、多数の亡命者も出た。1927年のセルギー府主教によるソ連政権への「忠誠宣言」は反発を招き、カタコンベ系諸正教会が形成された。彼らは主流派正教会からは古儀式派と同じく分離派と蔑称された。カタコンベ系諸正教会の側はセルギー府主教の「忠誠宣言」を受け入れる主流派ロシア正教会を「セルギー派」と呼び非難した。この分裂は現在も継続している[44]。教会は文化面でも多大な弾圧を被った。当時最も活躍しており多作な聖歌作曲家の一人であったパーヴェル・チェスノコフも革命以降は聖歌作曲を禁じられ、同様に全ての音楽家が聖歌に関わることを禁止もしくは制限された。革命後、ソ連時代を通じてペレストロイカより前に聖歌の録音が許されたのは、セルゲイ・ラフマニノフの作品『徹夜祷』を世俗合唱団が録音した一回のみである。
「処刑された」という簡素な表現について、もう少し現実的なことを述べると実際は投獄された信者たちの多くは処刑の前に激しい拷問と人格蹂躙を受けています。
逮捕されたロシア正教徒たちは人間の糞尿を溜めた容器の中に頭を入れられるという、“逆洗礼”を受けました。キリスト教会で行われる儀式にパンと赤ワインを受け取るというものがありますが、その代わりとして人間の肉と血を食すことを強制されたともいいます。
性暴力も当然にありました。修道女が集団レイプを受けたのは当たり前。男性も同様です。(これは中国共産党が最近、香港デモに参加して逮捕された学生たちに行ったことと同じ。⇒参考)
人格を侮辱し、精神を貶めるために集団レイプするのが共産主義者たちは大好きのようです。
最後に信徒たちはキリストへの侮辱を叫ぶことを強制されながら、キリストと同じように十字架に磔にされたとのこと。そして生きたまま腹を裂かれ、内臓を引きずり出すなどして殺されています。
このように共産主義者たちによる「宗教弾圧」は、反乱鎮圧目的ではなく人格を貶め苦痛を与えることを目的とするサイコパスの所業です。残虐性ではガス室で大量処刑をしたヒトラーさえ上回ります。
補足。プーチン氏への誹謗中傷も宗教弾圧の一つ?
ちなみにプーチン氏の宗教への態度は共産主義者と真逆です。彼は大統領就任当初から、ロシアの文化を復興するためロシア正教を保護する活動に力を注いできました。
このためにプーチン氏は欧米の左翼(共産主義者)から敵と見做され、長年にわたり「権威主義」「帝国主義者」と呼ばれ憎悪されてきたという一面もあったようです。今般のウクライナ侵攻に関する公平性に欠ける報道、偏ったプーチン叩きも結局は共産主義による宗教弾圧なのだと見ることも可能です。
(だからと言ってプーチン氏も完全正義というわけではありませんが。文化復興を目指し国民の信仰心を蘇らせようとしているだけ共産主義者よりはマシ)
中国共産党の宗教弾圧
中国共産党による宗教弾圧は、文化大革命の大虐殺に始まり、現在も続いている蛮行ですから報道でご存知の方も多いのではないでしょうか。
当ブログでも何度か触れてきました。繰り返しになりますが、再引用しておきます。
文化大革命
旧文化の破壊
紅衛兵らは旧思想・旧文化の破棄をスローガンとした。そのため、中国最古の仏教寺院である洛陽郊外の白馬寺の一部が破壊されたり、明王朝皇帝の万暦帝の墳墓(定陵、1956年〜1957年発掘)で批判会が開かれ保存されていた万暦帝とその皇后・皇妃の亡骸がガソリンをかけられ焼却されたりした。
「文化大革命」では文化破壊の一環としての宗教弾圧が行われました。
この時以降キリスト教やイスラム教はもちろん、中国古来の道教・仏教・儒教も激しい弾圧の対象となっています。数多くの仏教寺院、儒教の廟、道教施設が破壊されました。儒教や仏教の本は焚書。儒家や道士の多くがリンチを受け殺されています。
中国古来の文化こそが主な弾圧ターゲットだったという歴史事実から、中国共産党の目的が「異文化を消滅させる」という民族浄化にはないことがお分かりでは? と思います。
この歴史事実を知ってもまだ「中国は異民族浄化を目指している、世界を中華文化で染める気だ」と信じ続ける人は、中華思想陰謀論に脳が毒され過ぎと言えます。
近年の宗教弾圧
法輪功迫害は、国家無神論の教義を維持する中国共産党が1999年に始めた中国における法輪功学習者を排除するための反宗教運動である。
中国共産党による多面的なプロパガンダ、強制的なイデオロギー変更、再教育のプログラム、恣意的な逮捕、強制労働、身体的な拷問などのさまざまな非合法的な強制的措置が特徴で、最悪の場合は死に至ることもある。
今しか見ていない人たちは法輪功やウイグル-イスラム教の宗教弾圧しか知らないために、中共の宗教弾圧を「漢民族による異文化浄化だ」と思い込んでいるかもしれません。
しかし前項で書いた通り、この宗教弾圧を始めたのは中国人(漢民族)ではなくマルクスとソヴィエト共産党です。
つまり宗教弾圧を行わせているのは中華思想ではなく、マルクス共産主義だということ。
早く「中華思想陰謀論」の妄想から目覚め、現在の蛮行を推進している本当の敵=マルクス主義の脅威に気付くべきです。
日本でも左翼たちが仏教・神道を破壊しようと狙っています。今は統一教会だけが叩かれているように見えますから皆さん安心してリンチに加担しているのでしょうが、日本における本当のターゲットは仏教と神道であり、天皇一族を処刑して日本文化を永久に葬り去ることです。神社へ初詣に行ったことのある人、仏教で葬式を出したことのある人は全員が処刑対象となります。読者の皆様もです。
キリスト教カルトが日本で蔓延ることも大問題なのですが、それはまた別の話。
安倍元首相が暗殺され、日本を共産主義から守ろうとしてきた防衛団が潰されようとしている今、共産カルトと手を取り合って楽しくリンチに参加している場合ではないでしょう。
共産主義が宗教を弾圧する本当の理由
では、もう少し過去へさかのぼってみます。
共産主義者たちはどうしてここまで苛烈に宗教を弾圧するのでしょうか?
回答としてよく挙げられるのは、現在の共産主義の始祖と崇められるマルクスによる次の言葉です。
宗教は悩める者のため息、心なき世の情であり、またそれは魂なき場の魂である。宗教は民衆の阿片である。
『ヘーゲル法哲学批判序論』
始祖がアヘンと呼んだので、後の共産主義者たちは勘違いして宗教を差別するようになり、やがて行き過ぎた宗教弾圧に走ってしまったのだ……と説明されます。
たとえば、ネットでよく見かける共産主義擁護:
当初の共産主義者たちは後世の継承者が宗教弾圧をするなど夢にも思っていなかった。
情け深く優しい我がマルクス様は、博愛主義に基づいて宗教の弊害を憂え、民衆から宗教という悪を取り除こうと考えられただけだ。マルクス様の優しさが暴走してしまっただけで罪はない。
このように後世の人の暴走とだけ決めつけ、「元々の共産主義に欠陥はない。マルクスの論理は完璧な正義である」とする主張がネット上にたくさん書き込まれていますが、嘘ですので信じないでください。
(これはソヴィエトや中国共産党の蛮行について、「レーニン・毛沢東ら個人の悪癖による暴走」だったり「中国民族が特別に残虐だっただけ」など、その当時の為政者たちの個人の資質や民族性に責任転嫁して共産思想を正当化する手法と同じです)
実際は、共産主義の本質に原因があります。
そもそも共産主義の源流が「悪魔崇拝(サタニズム)」
最も遠い源流まで歴史をさかのぼってみましょう。
共産主義や社会主義などの反国家の思想は、そもそもアンチ・キリストの末裔である「悪魔崇拝」文化から生まれています。
この「悪魔崇拝」とは、旧統一教会などのキリスト教系の宗教団体が叫んでいる「悪魔(サタン)」※という魔物が人間を操って作らせた異端宗教などではありません。そのようなオカルトではなく、人間たち自身が現実で造った名称。差別のために造られたレッテルであり哲学的な看板のことです。
※キリスト教系の宗教信者たちはキリストだけが絶対善だと信じており、「悪魔(サタン)」という存在も現実にいると思っています。その宗教観に基づき話をしますので、信者ではない我々と彼らは全く話が噛み合いません。ただし「悪魔崇拝=サタニズム」という思想流行がヨーロッパに存在したことは厳然たる事実。哲学思想にサタニズムが入り込んだのも現実の出来事です。「悪魔崇拝」をオカルトジャンルの空想と決めつけて存在を否定していると、世界の現実が読めなくなるでしょう。
「アンチ・キリスト」とは何か? 先に弾圧したのはキリスト教徒
アンチ・キリストとは、古くはキリスト教によって「悪魔崇拝」のレッテルを貼られ、弾圧されて地下に潜った他信仰教徒たちの総称です。
始めは異教徒の人たちが自分で悪魔崇拝と名乗ったわけではなく、キリスト教会に貼られたレッテルに過ぎませんでした。
たとえば「悪魔」として有名なバフォメットは、イスラム教の教祖マホメットやインド仏教を誹謗中傷するためのイメージだったと考えられています。有名な「堕天使悪魔」のルシファーも、キリスト教会の蛮行に歯向かって誹謗中傷された信徒なのでしょう。
キリスト教徒たちはこのように「悪魔」という便利なレッテルを用いて、侵略先の住民たちや抵抗者を残酷なやり方で拷問、大量虐殺し改宗を強制してきました。
つまり当初、「悪魔」の呼び名に相応しい蛮行をしたのはキリスト教徒のほうだったと言えます。
参照:
【リンク】キリスト教徒による宗教的迫害
18~19世紀、「悪魔崇拝」は蛮行の温床となった
このように始めはキリスト教の弾圧を受けた被害者集団だった地下組織ですが、そのうちキリスト教会から破門された元信者が集うようになったと考えられます。
かつてキリスト教会公認で魔女狩りなどの蛮行を愉しみ性的欲求を満足させてきたサイコパスたち。しかし急に教会が蛮行を禁じたために追われる身となりました。それで地下へ潜って「悪魔崇拝」と合流し、蛮行を目的とする秘密結社を造って愉しみにふけるようになったと思われます。
典型はサディズムの語源として有名なサド侯爵。彼は逮捕され投獄されましたが、この男が著した蛮行の手ほどきに心酔する者が大変多かったようです。
このような変態趣味を持つサディストたちによって、処女を惨殺したり幼児を生贄に捧げて性的快楽にふける蛮行同好会(秘密結社)が増え、悪魔に忠誠を誓う「黒ミサ」も盛んに行われたようです。
「悪魔崇拝」はそのような快楽殺人者が蛮行の自由を主張する場として、文字通りの悪魔的な行いを遂行する集団となっていきました。
DS陰謀論界隈でよく「悪魔崇拝者である政治家の〇〇は子供を誘拐して売買するシンジケートを運営している」という噂が主張されますが、そのような組織自体は決して空想ではなく現実にあることです。ただし悪魔がやらせているのではなく、蛮行を愛好する人間たちが「悪魔崇拝者」を名乗って行っているだけのことです。残念ながら。
19世紀、「悪魔崇拝」サロンから共産主義が生まれた
以前も書いた通り、この「悪魔崇拝」はフランス革命後の若者たちに大流行しており、多くの活動家や哲学者に影響を与えています。近代欧州の哲学は悪魔崇拝そのもの、と言っても良いでしょう。やがて映画や文学、ロックなどの音楽にもこの時の悪魔崇拝文化は浸透していきます。
共産主義もそのような悪魔崇拝の流行のなかで生まれました。19世紀の悪魔崇拝サロンには数多くの共産主義者、社会主義者、無政府主義者たちが集っていたようです。
当初は共産主義に興味を示さずヘーゲルに心酔していたマルクスが、突如としてヘーゲル批判を始め極端な共産主義者・破壊主義者となった背景には、「悪魔崇拝」サロンの交友関係があったと考えられています。エンゲルスも同様に悪魔サロンの仲間です。
証拠にマルクスとエンゲルスの『資本論』には、ニーチェも後に唱えた無神論・反形而上・唯物主義という「悪魔の基本理念」がしっかり織り込まれています。そのうえ人民から生殺与奪の権を奪って奴隷化し、快楽殺人者が蛮行を自由に行えるようなプログラムが組まれている。
快楽殺人者から見れば、マルクスの思想はこの上ない高度な殺戮プログラムに見えるでしょう。
「皆が平等に幸せに暮らせる」という表向きの偽善に惹かれて共産主義信者となる愚かな人もいるでしょうが、本能でこのプログラムの結果を見抜いて引き寄せられる快楽殺人者も多いはずです。そのため結果として共産主義の旗印のもとに集うのは、“集団悪魔憑き”とも見える狂気の殺戮集団となるわけです。
つまり本当に共産主義者にサタンが憑いているわけではなく、共産主義が悪癖を持つ者を集めるプログラムであるというだけに過ぎないと言えます。
宗教弾圧はマルクス思想にプログラムされている
ここまで書いてくれば共産主義が宗教を弾圧する理由がお分かりかと思います。
本質を一文で述べれば、共産主義はその源流が「アンチ・キリスト」であるため宗教破壊のプログラムが予めセットされている、ということです。
ただし個々の共産主義者がどこまでこの本質を理解しているかによって、宗教弾圧する理由には段階があります。以下にその段階を記しておきます。
1.「宗教はアヘン」で害悪だから除去すべきと信じている
下層の共産党員または共産主義支持者で、自分では思考できない者たちの段階です。
この段階の者たちは『聖書』であるマルクスの文を鵜呑みにして「宗教はアヘンで人民にとって有害」と心から信じています。
このため一切疑問を抱くことなく、苛烈な手段を用いることができます。正義であると信じて焚書をしたり建造物を破壊し、残虐な拷問を加えて信者を虐殺し、完膚なきまで完全に宗教を滅ぼそうとします。
今現在、テレビ等に出て「旧統一教会の被害者が可哀そうだから旧統一教会を滅ぼすべきだッ!」と目を血走らせ弾圧を叫んでいるコメンテーターなどはこの段階だと思われます。
自分では民を助ける善良な救世主のつもりでいますが、実は思考停止の実行部隊として使われている奴隷に過ぎません。
【例】オウム真理教批判で有名となり、今は統一教会弾圧を叫んでいる有田芳生氏は「ヨシフ・スターリン」から名付けられた代々生粋の共産党員。生まれた時から「宗教は敵だから殲滅せよ」と教えられて完全に洗脳されたと思われる。(殺戮集団のオウム真理教と闘ったのは立派だが、霊感商法を同じトーンで叩くのは疑問。本当に有害集団から人類を守りたいと考えている人なら、まずは世界中でリンチ殺人を続けている共産主義集団こそ廃絶しようとするだろう。カルト二世を憐れむ前に自らが洗脳されている宗教を疑うべき)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1314785973 より
2.奴隷を得るため、神から独裁支配権を奪おうと考えている
少し段階が上がり悪賢くなります。共産党の幹部クラスなど、いずれ独裁支配者になることを望む者たちの段階です。
彼らは社会の構造を見抜いて「我々が独裁支配権を得るためには、キリスト教会などの権力を持つ宗教が邪魔だ」と気付き、取り除こうと考えています。
言わば権力簒奪を意識して考えている層。
古代中国で言えば皇帝を殺して玉座を奪い、支配構造をそっくりそのまま奪おうとする者です。
欧州では現実に共産主義者たちが「神」の座を奪って支配構造をそのまま利用※しました。
※共産主義は、キリスト教の支配構造をそのまま利用して全体主義支配を実現し、人民を奴隷化できるようにプログラムされている
この段階の考えは、ある共産主義機関紙が書いた次の言葉に反映されています。
我々は神の信仰者を強奪するために、神と闘っているのである。
『ヴェチャナイア・モスクワ』
つまり「神を殺して人民=奴隷を奪うべし」という意味。
悪知恵のはたらく共産党幹部ならば誰でも、神だけ殺して宗教の構造だけは残そうとするでしょう。スターリンがそうしたように。
なお、この手法は世界中で応用できます。その国の独裁権を握る宗教や思想を否定した後、支配構造だけを奪うやり方です。中国ではキリスト教のような一神教が全土を支配しているわけではなかったので、道徳の基礎となっていた儒教・仏教・道教および中華文化の全てが破壊ターゲットとなったのでしょう。
3.道徳を絶滅させ、蛮行を自由化する
これはプログラムを組んだ張本人であるマルクスら、近代欧州の哲学者たちの段階です。
この段階の者になると目的は権力を得ることではありません。ただ世界は自分たちの蛮行を全て認めるパラダイス(地獄)であって欲しいと願うだけです。
「悪魔崇拝」の看板のもと、極端な自由主義に走った哲学者(正確には「反哲学者」)たちは幼児虐待・処女レイプ虐殺などの蛮行を愉しむ自由さえ主張します。
この反哲学者たちが得意としたのが「倒置」理論です。全てを正反対に置く手法。これは元来「悪魔崇拝」の儀式で唱えられる魔術なのだそうですが、現実においては人間の道徳観念を破壊するためのプログラムとして機能します。
悪魔崇拝の逆さま魔術……
(拷問、レイプ、虐殺などの)悪行を善行と呼ぶ。
(人助け、博愛、忠義などの)善行を悪行と呼ぶ。
洗脳初期の段階では、悪行した者の罪をなかったことにし善行した者の罪を捏造します。このように反転させて悪行人物に心酔させたあと、悪行そのものを「善行」というイメージにすり替えます。こうすれば虐殺レイプの趣味も善行として賞賛される世界が実現します。
そんな馬鹿な……と疑われるでしょうが、下の実例通り、愚かな人々はこの手法に騙されて虐殺レイプを「素晴らしい行い!」と賞賛しています。
【実例】
なお現代で中国共産党はこのような善悪破壊のプレ洗脳を意図的に行っています。共産思想を脳に刷り込み、人民をロボットとして操るためです。これが「洗脳」の語源。
4.アンチ・キリストの呪いが暴走。世界を破壊しての地獄化を目指している
この段階は悪魔崇拝者たちも意識しているとは思えない、文化思想の深層。
マルクスが「世界を破壊して人類を地獄へ叩き落す!」と常々叫んでいたことは有名です。その他の悪魔崇拝者を自負する反哲学者たちも、道徳の根幹を破壊して世界を滅ぼすことを夢見ていました。
人に苦痛を与えることで性的快楽を満たす蛮行愛好家たちなのですから、人類が戦争や殺戮で苦しんでいる様子を眺めるだけで興奮し楽しくて仕方ないことでしょう。第二次世界大戦など快楽の絶頂だったのでは? ソ連の虐殺、中国の文化大革命などは夢にまで見た嬉しい光景だったと思います。今後も第三次世界大戦を実現させ、大量虐殺を眺めて愉しみ、自分自身も蛮行ざんまいの日々を送ることを夢見ているはず。
もしかしたら彼らは自分たちが妄想する「悪魔様」という神をお迎えするために、地上を地獄化して心地良い環境を整えようと考えているのかもしれません。
しかしその「悪魔」の源流が何か、という大本のところまで彼らが意識しているのか疑問です。
自覚のないプログラムほど恐ろしいものはありません。プログラムの使い手自身が目標を知らないため着地点が分からないからです。
長い悪魔崇拝の歴史にはキリスト教に弾圧された無実の人々の呪いが含まれています。アンチ・キリストの呪いは暴走し、やがてキリスト教徒以外にも刃を向けるようになりました。
かくしてマルクスが悪魔崇拝サロンで学びコピーした共産主義プログラムは、コントロールを失ったままの「殺戮プログラム」として人類を殺し続けることになりました。地上を地獄化するどころか人類全てを殺すまで動き続けると思います。
この暴走したプログラムを停止する方法は皆無です。人類を救うにはこの共産主義プログラムを殲滅するか、無効化するしかありません。
殲滅には「漁夫の利」、無効化には「多神教(東洋思想)」の拡散
このように眺めてくれば、今現在世界各地で起こっている悲劇の本質は
キリスト教 VS 共産主義:アンチキリスト
の宗教戦争であると分かるでしょう。
言わばこれは親子の戦争でもあります。キリスト教が親であり、共産主義が子の。
今のところまだ人類殺戮数で優っているのは親であるキリスト教です。その後を子の共産主義が猛然と追いかけている状況と言えます。
キリスト教と共産主義、どっちもどっちと思うのは私だけではないと思います。
願わくば、どちらも滅んで消えて欲しい。傲慢独裁宗教はもう要らない。
「あのさあ~ 存在してるだけで迷惑だよお前ら。キリスト教と共産主義だけが殺し合い、どっちも消えてくれない?」
というのが我々キリスト教とは無関係な東洋人の本音。
おそらく日本で同じように考えたのが、岸信介氏をはじめとする自民党の保守議員たちだったのでしょう。凶悪な一神教にぶつけて勝てる可能性があるのは同じ一神教のキリスト教だけであると。
“毒をもって毒を制す”
の理論です。
しかしおそらくそのような「漁夫の利」で根本解決を目指そうとすれば、多大な犠牲を生むことは避けられません。
また、一方だけが勝利した場合はさらなる悲劇を生みます。漁夫の利を得るどころか完全支配されるのが落ちでしょう。相手は魚※ではなく、猛獣なのですから。
※「漁夫の利」の諺では鳥と貝の争いでしたが、ここで「魚」としたのはキリスト教が被る偽善イメージの喩えです(キリストは魚に喩えられる)
私が思うに、一神に一神をぶつける手法は根本解決になりません。最凶思想を二つ同時に消去するのは不可能と思います。実現しようとすれば虐殺や焚書をせねばならないが、それではヒトラーと同じになってしまう。つまり「独裁神の名が変わっただけ」となります。しかもそのような人道に反する行いは怨みを生み、いずれ再びアンチ・キリストの呪いを発生させます。悲劇は終わりません。
残る手段は“無効化”です。おそらくそのために東洋文化が役立ちます。
何度も書いてきましたが、一神教を無効化し人類を救えるのは東洋文化だけです。特にキリスト教に汚染されたことがない日本の多神教文化にはその可能性があるでしょう。
…続きの考察はまた後日。
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