曹操ファンは反日!? 中華ジャンル、好みと主張で正体を見抜く

中華ジャンルは楽しい歴史の世界! …などと思うのは大間違い。

このジャンルは今、たくさんの活動家が暗躍しているプロパガンダ場になっています。

特徴ごとにどんな人たちなのかご紹介していきましょう。

 

現代、社会主義運動は偽装されているので見抜く目が必要

中華の前にまずは世界一般の話から。

今、自由の旗を掲げていたアメリカ合衆国の民主主義が倒される寸前となっています。

このことによって世界中に潜伏していた活動家が息を吹き返し、再び「革命が叶うのではないか!」という夢を見て運動を活発化させています。

たとえばANTIFA~アンチファシズムによるBLM運動などはマルクス主義(共産社会主義)活動の最たるものでしょう。

現代のグローバリズム、フェミニズム、環境運動なども実は偽装された社会主義革命です。

そんな旗を信じてついて行ったら地獄への道まっしぐら。いつの間にか反差別も平和主義も全く逆のものに切り替わっているでしょう。そして自ら進んで暴力をふるうようになり、ディストピア国家の建国を手伝う奴隷となる未来が待っています。

だから早めに偽装を見抜いて、危ない旗のもとには近寄らないようにしなければなりません。

一般的な「マルクス主義の見抜き方」は、他のサイトでも詳しく書かれているのでネット検索してみてください。当ブログでは専門として【中華ジャンルにおける危険な旗の見抜き方】をお伝えすることとします。

中華ジャンルは、一般の人が見抜けない「活動家」で溢れている!

実は日本の中華ジャンルは共産・社会主義活動の最前線です。

ここで「中華ジャンル」とは主に、中国歴史や中国思想に関する書籍、ゲームを語る人々が集まる界隈のことを指します。現代中国についてSNSなどで呟いている人たちも含みます。

何故、このジャンルに活動家が多いのか?
それは全ての中国史コンテンツに、中国共産党が深く介入しているからです。

ご存知の通り、中華人民共和国は今や世界で唯一残った社会主義大国。
社会主義国家における歴史教育は党の管理のもとで完全にコントロールされ、書き替え(捏造)なども行われます。

ここ二十年ほどは、日本の中国史コンテンツも中国共産党によるコントロールのターゲットとなっています。

このためネットはもちろん書籍や大学、学術団体などに至るまで、中華ジャンルは歴史を書き換えようとする活動家たちで溢れているわけです。

しかしいったいどの者たちが「中共の手先」なのかということは、中国史と近現代史の両方に詳しい人でなければ見抜けないでしょう。

次の項からこのジャンルにおける活動家の見抜き方を伝授します。参考にしていただければ幸いです。

【基本知識】当記事の根拠は主にこちら、「毛沢東の歴史書き替えプロパガンダ指示書」です:

毛沢東と『三国志』、曹操崇拝について。蜀を「悪」と定め貶めた中国共産党

墨子を称えている → 古典的なマルクス主義者

現代日本で墨子を称えている人を見かけたら、共産社会主義者だと思って間違いありません。

マルクス主義は一神教と同じですから通常は他の思想宗教を否定し弾圧します。
このため中国では古代思想もほとんど否定され、焚書・弾圧の憂き目に遭ってきました。

ただし古代中国思想のうち、マルクス思想に最も近いとして容認されたのが『墨子』でした。
毛沢東が墨子を褒め称えたので、今も日本人の共産主義者で墨子を崇拝している人は多いようです。

墨子の思想内容についてはまた別記事で解説しますが、とにかく「現代の東アジア人で墨子を称えている人の話は、鵜呑みにしてはいけない」と覚えてください。巧みな誘導で共産思想に洗脳されてしまいます。

もう少し分かりやすく

ツイッターで茂木誠氏(墨子推し)のファンの方へ説明した筆者投稿です:

墨子はそれ自体が悪い思想なのではなく、マルクス主義の偽善的なテーゼとよく似ているために、毛沢東が称賛して国民に学ばせた歴史があります。
儒教・道教・仏教等々が弾圧されるなか、墨子だけ唯一。

このためマルクス原理主義に近い、古典的な共産主義者たちは必ず墨子を推します。

これはけっこう分かりやすい目印なのです。

どうやら似非保守の人たちは、「自分は保守の振りしているけど本当は左翼だよ」ということを仲間に伝えたいようです。
それでよく使われるのが、東洋では古代中国思想。
仲間内だけに通じる暗号として東洋人は「曹操」「墨子」などのファンを自称します。
それは毛沢東への忠誠心も表します。

〔追記:また、皆が知識のない東洋思想を使って分からないように共産主義へ洗脳するという目的もあります〕

補足… 原文で墨子ファンになったなら問題ありません。

※酒見賢一はお奨めしませんが。堂々たる反日・左翼です

墨子も、偶然に共産主義に近い内容だったので利用されただけ。本人が知ったら激怒するでしょう。
私も墨子の「非攻」などは、状況によっては優れた考えと思います。

【返信】
>なるほどー!今回もwとても勉強になりました。
>中共がうまく歴史上の人物を「悪用」してるのでなかなか見抜くのがむづかしいですね(Keiさんが頼りです)

しかも方針転換しますから読みづらいですよね。
中華マニアも気付いていないようです。

…略 https://twitter.com/cc11868061/status/1349278325684912130より

『墨子』を称える社会主義者の典型例(敬称略)

・酒見賢一

amazonより

・『はじめての三国志』ライターたち

・茂木誠

https://www.youtube.com/watch?v=nOlFkcn-R-o&feature=youtu.beより

※茂木氏は改憲論に批判的な態度をして一見、右ふうを装っています。しかしあろうことか反日主義の酒見賢一の書籍を紹介し、墨子を熱烈に推しています…。単に墨子が好きなだけなのかもしれませんが、中国思想の塾講師で墨子の扱いを知らないわけがないと思います。したがって「茂木氏は似非保守なのかな?」と個人的感想を抱いています。中共が崇めている曹操と法家を手放しに称賛しているところも要注意と思います。

 

法家を称えている → 共産社会主義者、中共へ共鳴し従っている人

マルクス主義者たちは、民を虐殺するなど苛烈な政策を敷いた人や思想家にシンパシィ(共鳴)を抱く傾向があります。

西洋で言えばマキャベリが大好き。

東洋では、秦の独裁政策で採用された『法家』を無条件で愛してしまうようです。このため現代の東アジアで法家を絶賛している人を見かけたら、共産社会主義者の可能性が高いと言えます。
※「法律家」とは異なりますので注意。法家については別記事で詳しく解説します

儒教などを激しく弾圧した中国共産党も、『墨子』と『法家』だけは認め研究を奨励していました。

近年の中共は“天下統一”政策の旗印として始皇帝の評価を上げるとともに、その始皇帝が重く用いた法家を推奨するようになってきています。

特に習近平は法家がお好きなようで、よく「法治」「法治」と言っています。
ただしその「法治」とは自分が恣意的に民を縛るためのご都合主義に過ぎません。本義の「法治」とかけ離れていることは言うまでもないでしょう。

始皇帝を崇めている → 五毛党(中共工作員)、中共へ共鳴し従っている人

これは最も分かりやすい目印です。

現代の中国共産党は虐殺王だった始皇帝を「正義の人」ということにして、崇拝しています
何故に中共が始皇帝を崇拝しているのかというと、「自分たちが目標とするマルクス主義の教義と同じことを実行した人物だから」です。

おさらい。始皇帝が行ったこと

・伝統を否定、過去のルールを破壊し作り替えた
・伝統を大切にする儒家を皆殺しにした
・自由な発言や学問を禁じ、焚書した
・皇帝の一神教国家を造り、始皇帝の意志を「法」とした
・皇帝の一存だけで粛清、民の虐殺を行った

詳しい話:

始皇帝は実際どんな人だった?『キングダム』で作り変えられた嬴政の実像

中国共産党が始皇帝を褒め称える理由:

『キングダム』は中共プロパガンダ! 始皇帝いい人キャンペーンの裏事情

中国政府が始皇帝を崇めているので、当然ながら中国共産党の工作員である五毛党や、共産党シンパたちは漏れなく始皇帝を崇拝しています。だから「分かりやすい目印」と言えるのです。

例外(おさらい)

法輪功も何故か始皇帝を崇拝しています。

反共で反中であるはずの法輪功が、『大紀元』や『看中国』にて始皇帝を称賛する記事を載せていることには混乱を覚えます。

おそらく法輪功は道教を主体とした宗教団体ですので、儒学者を殺した始皇帝を崇めているのでしょう。
道教と儒教は古代、対立していた歴史があります。このため一部の過激な道家は今も儒家を憎んでいて、殺したいと思っているようです。

自分たちは中共に思想弾圧されて虐殺された側なのに、儒学者を殺すことは喜び、あろうことか虐殺した者を褒め称えるとは。残念過ぎるダブルスタンダードです。

曹操ファンでアンチ蜀 →中共へ共鳴して従っている人、反日社会主義者

今の東アジアで曹操ファンとなっているのは、中共シンパと反日運動をしている社会主義者たちです。

例1:五四運動とは中国や朝鮮で行われる反日運動のこと。

 

例2:このwwwを多用した下劣な言葉遣いをしている投稿者は、猟奇的なアンチ諸葛亮。「日本強かった、大和凄かったで思考停止ww」などの発言から日本を敵対視している反日と分かります。相手の僅かな言葉のミスにしつこく絡み「日本語が不自由」などと責め続ける攻撃性は、さすが左翼。日頃からソーカツ!ソーカツ!と唱えてリンチしている癖が出ていますね。お里が知れてしまっています。

yahoo!知恵袋より

 

稀に日本人の保守で曹操ファンを名乗っている人もいるのですが、おそらく知識が浅いのだろうなと思います。
たいてい『蒼天航路』から三国志を知った方で、あの捏造漫画が史実だと心から本気で信じてらっしゃるのでしょう。
あるいはファシズム(独裁)が好きなので、大日本帝国に曹操を重ねて「好きだ」と仰っているのか……。だとしたらとんでもない不謹慎な勘違いです。

無知な保守が他の曹操ファンたちと交流していると、知らないうちに中国共産党の工作員として仕事を手伝わされることになるか、反日団体に引き入れられてしまうかもしれません。

どうか皆さんもう少し勉強していただきたいです。

何故、「中共の手先」たちは曹操ファンを名乗っているのか

中国共産党が曹操を崇拝しているからです。

特に曹操は中国共産党トップリーダーに投影される象徴。
たとえば今で言えば、習近平が曹操で表現される「イケメンで心の広い正義のヒーロー(笑)」だということになります。
したがって共産党シンパなら必ず曹操を褒め称えなければなりません。

【参考資料】毛沢東は曹操を「善人」と呼んでイメージを作り変えるよう命じた。以降、中国共産党と東アジアの左翼たちは毛の命令通り、曹操を称賛し蜀を貶めている:

毛沢東と『三国志』、曹操崇拝について。蜀を「悪」と定め貶めた中国共産党

本土の一般人に対しては曹操崇拝の教育が失敗しているようですが、日本人に『蒼天航路』を与えて洗脳したところ鵜呑みにする人が多く、曹操信者を増やすことに成功しました。
このため中共は日本を曹操信者獲得の最前線としてターゲットに定めたようです。

たとえば2019年の日本で開催された『三国志展』も、曹操を「清貧の聖人」とした嘘の歴史を宣伝するためのプロパガンダ。
さらに御用学者などが曹操を賛美する書籍を出版したり、人気のコメディ映画監督が曹操をイケメンとして描く映画を発表、大量の工作員を使ってネットに曹操を賛美する書き込みをさせるなど、日本で曹操信者を増やすための一大洗脳キャンペーンが展開されています。

中心人物:孔子学院院長、渡邉義浩

Https://honyade.com/?p=86058 より引用

 

※解説 曹操は歴史研究が進んだ結果「英雄へと変化を遂げつつある」のではなく、中国共産党らしい歴史捏造で「英雄へ作り替えられている」と言うのが正確です

中共が曹操を崇める理由は、曹操の以下のような点がマルクス主義と共産党の方針と一致するからです。

・独裁主義で侵略志向があった
・恣意的な「法治」を進め、粛清を自由に行い、民の大虐殺も行った
・言論思想弾圧、焚書を行った
・多くの儒家を殺した
・清貧で無欲な共産主義者ふうのイメージがあった(史実の曹操は異なります)

曹操の場合、儒教の始祖・孔子の末裔である孔融を拷問処刑した“実績”について評価が高いのだと思います。
「曹操様は憎き儒教のボスを倒したヒーローなのだ」、というわけです。

ところで曹操は天下統一できませんでした。
曹操の独裁侵略、天下統一を阻止したのは蜀。特に諸葛亮です。
このため独裁侵略志向の邪魔者として蜀人物、諸葛亮は貶められます。

なお文化革命時代には、諸葛亮は儒教の体現者として徹底的に貶められたようです。

いずれにしても中国の歴史でずっと人気だった蜀人物は、伝統文化の象徴としてマルクス主義者から憎まれるようですね。

今の中国の歴史学習は少し変化してきた

1978年の改革開放以降、中共の方針が変更され古代の歴史や思想を学ぶことが許されました。儒教も一部容認されるようになったそう。

胡錦涛政権のときは読書が奨励され、古典学習も復興したようです。
「曹操を崇拝すること」「諸葛亮は貶めること」という基本方針は変わりませんが、取り締まりが緩やかになったため一般庶民の間では伝統が復活し、昔のように「蜀人物が好きだ」と言っても良い雰囲気となっているようです。

ただマルクス主義に忠実に従うなら伝統は破壊すべし、ということになります。
習政権となってからは1960年代の原理主義に戻りつつあると言われているので、今後また儒教が弾圧される可能性はあります。

参考:現代中国人の諸葛亮評引用。この教育の高さは中国史上最高

諸葛亮は現代中国人(若い世代)にはどう思われているか?

社会主義者が曹操を称える理由

日本の共産社会主義者たちは中国共産党に服しているわけではありませんが、彼らもマルクス主義の観点から曹操を称え、諸葛亮を嫌います

その理由も中共と同様。
曹操は「伝統を破壊し虐殺したから」称える。
諸葛亮は「伝統主義的、儒教の象徴だから」批判するというフォーマットです。

“曹操マンセー”と叫んだ後に、“アベガー”のごとく“孔明ガー”と鳴くようなもの。
アメリカで言えば「バイデンマンセー」「トランプガー」に同じですね。

独裁者を崇拝するいっぽうで誰かを生贄として吊るし上げる。マルクス主義者たちはとにかく世界中でどこでも同じ、ワンパターンと言えます。思考が完全に停止した攻撃ロボットです。

孔明へ異常な憎しみを抱き罵倒している → 反日種族

曹操信者かつアンチ蜀のなかには、民族主義的な考えに基づいて「アンチ孔明」の活動をしている人々がいます。

この人たちは共産社会主義者とは限りません。

はっきりとこの者たちの正体を言えば、コリアン(朝鮮籍)の人とその周辺の活動家たちです。
保守が言うところの
“在日特亜、反日種族”
さんたちですね。

私は民族ヘイトするつもりは毛頭ないのですが、朝鮮籍の人たちがこのような活動をしているのは現実です。
沖縄辺りで活動している人たちと概ね被ります。
※たとえば『はじめての三国志』など

重要:そもそも日本で“新解釈”などと言って『三国志』の歴史を捻じ曲げ、曹操を八頭身の美形として描き「正義の人」ということにした曹操崇拝教を広めたのは『蒼天航路』という漫画。この原作者は在日コリアンです。

ウィキペディアより

 

何故この朝鮮籍の人たちが曹操を崇め、アンチ蜀の活動をしているかというと、かつて諸葛亮は大日本帝国のイメージアップキャラクター?に使われた過去があるからです。
(正確には、臣民教育のために諸葛亮が教材として用いられた)

そのため反日運動をしている朝鮮籍の人たちにとって、孔明は「反日」のシンボルとなっているわけです。
どうも彼らから見て諸葛亮は、「日本人としか思えない」らしい。古代の外国人のはずが、何故……。

『あいちトリエンナーレ2019』では昭和天皇が酷い貶めをされました。
昭和天皇と外国人の孔明を同列に並べるのはどうかと思いますが、確かにあれと同じ反日意識からコリアンたちは諸葛亮を吊るし上げ続けています。

そんなコリアンの方々は「孔明憎し、日本憎し」の反動からなのか、
「偉大なる曹操様は朝鮮人で我々の先祖だ。マンセー」
と信じているようです。笑
また言ってる……という感想しか持てませんが。

【参考リンク】朝鮮人「昔はウリたちが中国を統治していた。支那の宗主国は朝鮮ニダ」 → 支那人激怒
「曹操は韓国人だった?」中国ネット上は一時騒然も悪戯と判明 (ちなみにコリアンが曹操を自分たちの先祖と信じていた話はイタズラではなく事実。これはおそらくそんな韓国人の一人が学術論文に見せかけ、中国のネットに書き込んだために炎上した件。当時は日本の掲示板上でも在日朝鮮人による「曹操は我が先祖!」という書き込みが溢れていた)

 

あくまでも曹操が朝鮮人なのだと言い張るなら「どうぞ、どうぞ」と思いますね。凶暴なところが似通っていると自分たちで言うのなら、どうぞお好きに。
この件については中国本土の人たちも呆れて相手にしないでしょう。

反日団体と中共シンパを見分けるポイントは、始皇帝を正しく評価するか否か

中共と無縁で、民族主義から反日運動をしている人の場合、始皇帝への忠誠心は持たないようです。

「曹操が好き好き」
「孔明憎い!」
と言って信じがたい歴史捏造話を語っておきながら、始皇帝のことだけはわりと史実通りふつうに話すのが特徴です。

とりあえずのまとめです

とりあえず私が知っていることを書いてみました。

今回は「共産社会主義者」をピックアップして眺めてみましたが、中華ジャンルには「諸夏主義者」などまだ偏った思想を持つ人たちがたくさんいます。

中国に関わるこのジャンルは有象無象、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が多くうごめいているジャンルと言えます。
だからこそ知識武装が絶対に必要だと思います。当ブログがそのためのお手伝いができれば幸いです。

 

【続きの記事。アンチ孔明について詳細の話です】

なぜ孔明は貶められているのか?【回答】諸葛亮が“日本人に転生”したから