諸葛亮.孔明について、日本人「三国志」一般ファンによる本当の評価

諸葛亮.孔明について、日本人「三国志」一般ファンによる本当の評価

現在、声高に「孔明は無能なパワハラ上司。自分の都合で粛清しまくった! 恐怖の軍事政権によって民を虐げ虐殺した!!※」という誹謗中傷が叫ばれています。

※これらの説は中国学者たちが自分自身の書籍を「参考文献」とした空想史です。諸葛亮が残虐な独裁者で曹操のような大粛清や民衆虐殺をした、という記録はどこにも見当たりません。参照:

「蜀(劉備・諸葛亮)はブラックでしたよね!」知恵袋の悪質ヤラセ質問

柿沼陽平『劉備と諸葛亮 カネ勘定の三国志』感想。諸葛亮は偉大な共産リーダー? 

ネットでも三国志ファンを装った何者かによるコピーペーストしたかのような同じ文句の書き込みが大量に散見されますが、果たしてこれは現実の評価なのか。日本の三国志マニアは、何の裏付けもない学者一個人の妄想史を鵜呑みにする無知な信者だけなのでしょうか?

確かに鵜呑みにしているファンは大勢いるようです。

しかしそんな俄かばかりではない、日本人のマニアの中にだって客観的な目を持っている者がいるんだ! ということを示すように、ネットの片隅では一般ファンたちが本音の書き込みを続けています。

この記事では、それら本物マニアと思われる方の意見を少し引用させていただきます。

〔メモ〕

2019/8/9筆。11/19 恥ずかし過ぎたため一部改稿、筆者の感想カット。

2021/10/07 知恵袋の上級マニアさんの意見も引用しておきます。日付上げ。

今改めて読み直すと変な汗が出てお腹痛くなりそうです…涙(個人的事情による)。でも偏向なく史実を眺め、書き込みをしてくださっている方々へ大感謝。史実が消されようとしている昨今、上級マニアさんの書き込みだけが救いです。

人類の心である文化を守るためには、政治的な思惑なしに歴史を正しく伝えることが必要です。そのような誠実が消えて捏造史だけが残る世界となってしまえば、文化は滅び人類の精神は荒廃し、快楽殺人が正義とされる地獄が出現します。中国や東欧で実際に起きたように。

地獄化を防げるのは、買収されず政治に左右されることなく史実を見つめるマニアだけ。「マニアは人類を救う」、と私が考えるのは決して大げさではないはずです。

 

 

某掲示板からの引用

リンクをするとアンチが荒らしに行くでしょうから、URL貼り付けは控えます。著作権表記は引用文内のID表示で換えさせていただきます。

初級者・中級者・上級者の喩え

ネット全体でわりとよく見かける評価。

566
2019/04/18(木) 20:28:44 ID: SPKKXN7/Qm

三国志初級者
「孔明スゲー」
三国志中級者
「諸葛亮って大したことないじゃん」
三国上級者
「孔明スゲー」

590
2019/07/23(火) 22:22:43 ID: 6WVfn5o6Dp

『勝てずとも負けない戦い』
この一言にすべてが詰まっている
三国志を知るにつれ、諸葛亮の評価は面白いくらいに変わっていくな
孔明ってすげー
->なんだ、孔明ってそこまですごくないじゃん
->やっぱ孔明ってすげー

153
2012/04/25(水) 19:08:14 ID: 2yOmGIO02C

>>150
演義の後、正史に触れて諸葛亮が大したことない
と言い出すのは麻疹みたいなものだから放置しておけばいい
後から思い返して悶絶するのは当人だし

463 陳寿
2016/03/14(月) 14:19:38 ID: I91AojVEHF

無知「孔明すごい!」
にわか「孔明は過大評価されている。魏にはこれ以上の人材が腐るほどいる」
玄人「神格化はNG。でも孔明凄い。」

 2018/12/21(金) 23:23:31 ID: jz3YJvX+QB

知れば知るほどこいつ物語の主人公だろうってなる
主人公だった

>やっぱ孔明ってすげー

何が「すげー」なのか、これがもし客観性に欠ける信者の集まりとしての掲示板であれば私もアンチのごとく批判しているところです。
ただ上の掲示板では、延々と具体的に高度な議論が展開され、批判も大量に書き込まれた後でこの書き込みがされているために公平性があります。

「ここの議論はおままごと」と自分たちで言いつつ議論内容は“自称・三国志の重鎮”学者らに比べて遥かに高度。現実の大陸における軍事の観点からも正しい話をしています。
「オタクのほうこそ、すげー!」と驚嘆させられる高みにいる人々です。

“オタク”は今や尊敬語でしょう。ゲームから入り史書まで研究していて、近代の軍事までよく眺めているところが本当に凄いなと思いました。
(ちなみに軍事的な話――北伐は軍事原則に反する・軍事力に差があればあるほど攻撃はNGという意見は、完璧に妥当で私も同意です。何故なら攻撃は防御の三倍以上の力が必要とされるからです。遠征の距離が延びれば、さらに負担が大きくなる。近代軍事論に照らしても蜀は篭もっていたほうが良かったと私は考えます。ただ、内幕の政治がありますからね。そこは外側からは見えないことなので、現代で議論するのは不可能でしょう。あの掲示板で高度な近代軍事論にて話をしている人々が当時の蜀にいたら、諸葛亮の強力な味方となったことだろうと思います)

諸葛亮の軍事能力ってどうなの? 知恵袋民たちの意見ログ(保存版)

ところでこの人たちは、渡邉義浩氏や柿沼陽平氏など孔子学院講師たちの歴史論を歯牙にもかけていないことに笑いました。はなから「有りえない幼稚な空想」と見下して完全無視、といった感じです。
これが概ね三国志マニアの統一見解でしょう。
渡邉・柿沼の書籍に対する絶賛レビューは、やはり工作員のものだと裏付けられます。
(なかには本気で洗脳されたお馬鹿なアンチもいるかと思いますが)

このように現実的な知識を持つ人たちが、
「事実を見て」
「反論を経たうえで」
さらに「すげー」と言ったなら諸葛亮も本気で嬉しく思うはずです。
晩年の彼にここの議論を見せれば、真っ当な自己肯定感を取り戻すことができたのではないでしょうか。自分は早く死ぬべきではないと悟って、自重していたかもしれません。

何がスゴイのか。地獄の開示

具体的な話、引用しきれないので少しだけ

429
2014/10/10(金) 15:03:38 ID: iczYBKi41c

孔明のなにがすごいって徐・予・荊・益の雑多な士大夫層をまとめあげてた劉備一党が荊州失陥からバタバタ死んでいったために反乱続出・魏呉同盟の四面楚歌状態から5年で外征できるレベルまで立て直した宰相ぶりだよな
孔明自身もキャリア15年目の齢にして四十に乗ったばかりだし、地盤のない土地で若い皇帝を抱えてる状況とか詰んでるとしか言い様がない

こんな数行で諸葛亮が体験した地獄をまとめあげたことに驚嘆します……。

他に冷静な意見。

372
2013/04/09(火) 03:45:32 ID: VBMxogSYxF

>>371
その答えは、まあ繰り返しになりますが、諸葛亮は1700年以上もの間ずっと
歴史家や在野の歴史好き(後世の我々も含む)から議論対象にされている訳で、
と云う事は、議論する者達がアンチであろうがシンパであろうが、大いに意見を
出し合って対立するだけの価値がある人物なんだと思います。
なんだかんだで、三国志の臣下枠で第一等の大人物ですからね孔明は。
(陸遜は、良く出来た息子コミ。仲達は、優劣以前に晋の太祖だから別枠)
私?
個人的に正史孔明は素直に尊敬してますよ。でも演義孔明は胡散臭いから嫌い。
で、正史の更に向こう側にいる実像孔明は…ああ、それこそが議論の的なのか。
答えなんか出る訳ないですね、西暦181年生~234年没の古代人ですから彼は。
全員共通で信頼出来るソースは陳寿の正史だけ、だが陳寿は蜀の遺臣、とは云え
彼の記述は概ね妥当だし、その彼にクレームつけて良いのは彼以上の史家だけ。
でもそんな奴が現代にいる?
そこで集解が注目され、また裴注の意図やその信憑性も議論され今日に至る…。

考えてみれば現代で、今この場で起きている政治外交のように議論されていることが不思議です。
ふと私も冷静になり。こんな長い歴史ある人物に自分などの門外漢(共鳴しているだけの非ファン)が関わって、本当に申し訳ないと思ってしまう。
不快だろうが、今は危機の時代。どうか許して。

もう一点引用、

523
2018/06/08(金) 17:43:43 ID: ril7Qbuyzh

>>490
この人は斜陽の美しさがある
同世代や先輩が次々に死んで自分だけになっても最後まで貫き通したというところがホントにかっこいいわ
桜が散ることに美しさを見いだす日本人的な価値観かもしれんが

私は、どちらかと言えば彼の晩年は「情けない」と思っていましたが、この書き込みを見てこれからはあまり貶めないようにしようと思いました。

美しいのはこの書き込み者のような感性を持つ人です。
こんな感性を持つ人もまだ日本に僅かながら存在することに感動を覚えます。
現代の、文化破壊を悦び残虐な行いを賞賛する人々には分からない感性でしょう。

「斜陽」の賛美もあまり行き過ぎると玉砕に繋がるため手放しで奨励すべきではないと私は思います。
権力側が国民に玉砕を命令するのは駄目です。
しかし一所懸命に生きて散った人間をただ嘲笑するだけという一部の日本人(あるいは外国籍かもしれないが)は、あまりに心が貧し過ぎる。
この劣化した感性の人たちの言動は将来、「日本の恥」と呼ばれるでしょう。
誰の命令でも強制でもなく、衷心からの誠意で身を捧げたことを嘲笑するのはもはや人間の行いとは言えません。猿以下どころか、悪魔の行いです。

上級知恵民さんの意見

知恵袋からも引用させていただきます。

他の記事でも参考にさせていただいた、知恵袋トップクラスのマニアさんたちの意見です。

三国志の諸葛亮って、本当に優秀なんでしょうか︖

質問者は一般人だと思いますが、今行われている“貶め捏造史”を素直に鵜呑みにしたアンチ蜀。おそらくこのようなファンが大半だろうと思います。

sai********さん 2015/10/21 13:22
三国志の諸葛亮って、本当に優秀なんでしょうか? 赤壁の際に孫権を口説いたのは確かに外交官として優秀だと思いますが、それ以外、軍人として、あるいは馬謖、魏延など人の使い方などに疑問を感じますが、どうなんでしょうか?

史実に基づいた回答はこのジャンルのツートップです。こちら曹操の記事で参考にさせていただいた回答者たち長所とともに欠点についても指摘している公平な分析が好きです。深く感謝。

ベストアンサー:

te9********さん2015/10/24 21:30

比較的同時代人による諸葛亮評価をいくつか挙げてみましょう。
それが「本当に優秀だったのかどうか」を示す分かりやすい回答になるのではないかと思います。

・賈詡「諸葛亮は良く国を治めている」 (三国志賈詡伝)

(原文では”諸葛亮善治國”)

・呉の張儼「(司馬懿と比して)二人の優劣は明らか(諸葛亮が上)」 (三国志諸葛亮伝注)(原文では”二相優劣、可得而詳也”)

・陳寿「政治の何たるかを知っている良才であり、管仲・蕭何の亜匹と謂ってよかろう(つまり管仲、蕭何に匹敵するということ)」(原文”可謂識治之良才、管蕭之亞匹矣”)

・司馬懿「諸葛亮は天下の奇才だった」

・呂凱「諸葛丞相は傑出した英才」(呂凱伝)

・劉備「君の才能は曹丕に10倍す」

・(呉の)張温「諸葛亮は計数というものの本質に通じている」

・劉曄「諸葛亮は政治に明るい」

・「劉キは諸葛亮の才能を極めて高く買っていた」

杜き伝には
諸葛亮の作った連弩が「巧妙だ(でも改良の余地がないわけではないよ)」と言われています

軍人やとしては
諸葛亮自身は劉巴と比べて自分は軍事に才能があると自負していましたが
結果としては志がならず
陳寿が「臨機応変の軍略は得意でなかったんだろうか」等と評されました。
軍事に関しては愚将ということはないかと思います。

法家的なリーダーとしては
諸葛亮の心配りや公平な政治が敬愛されたり尊敬の念を抱かれていた記述がたびたびあります。
反面クセのある人は使いづらかっただろうとは思います。
馬謖に関しては「自分には人を見分ける明哲さがなかった」と自分でも言っています。馬謖のは明らかな失敗です。
李厳の処分は多くの臣下と協議した結果であるので問題ないでしょう。
魏延と楊儀の処分は仕方ないでしょう。
魏延は方針に逆らって内部対立を起こし
楊儀は「魏へ行けば良かった」と言い出しました。
陳寿が「身から出た錆」と評するのも分からないでもありません。

外交官としては
関羽存命時代に馬良を派遣し
魯粛の死に哭したことから
諸葛亮が呉との友好を大事に思っていたことは想像に難くありません。

te9********さんはどこまでも史実に忠実な歴史マニアの鑑だと思います。ちなみにこの方は「曹操も好き」と仰っているので、別に蜀信者というわけではありません。つまり公平な観点から史実を引用してくださっている。日本の三国志ジャンルを救う、ありがたい存在です。

 

他、秀逸回答:

kou********さん2015/10/24 19:21

まあ、優秀なのは間違いないでしょう。
政治家としては、いうことなしで、主君の劉備・劉禅から絶大な信頼を得ていたのも、その優秀さと生真面目さゆえでしょう。

劉璋の乱脈政治で荒廃していた益州を短期間に建て直し、南部を征圧して物産を豊かにしつつ、度重なる北伐にも国力を大きく損なわなかった(と思える)政治手腕は見事という他ないでしょう。

なにより、独裁者という立場にあり、ボンクラな劉禅を相手にいつでも国を奪える地位にありながら、あくまで忠誠を貫いたという点が最も評価されるべきかな、と思います。この諸葛亮の性格はその後の蜀の国風にもなっているといえましょう。
そういう意味で、諸葛亮は決して儒家思想を軽視していたわけではありません。
確かに、人材活用は苦手だったのでしょう。
なんでも自分でやらないと気が済まないタイプで、それで寿命を縮めたようなトコロもあるようです。

人を育てたり、クセのある人物を使いこなす、という面ではマイナスが付くと思います。反面、公明正大な裁定を下すため、罰せられた方でも不満の声は少なかったというわけで、この人の人材活用法は、伸ばすのではなく引き締めるタイプだったのでしょう。なので枠に収まらないクセのある人材は苦手で、育成も出来ない感じだったんじゃないでしょうか。

人材育成が出来なかったのはイタイです。とはいえ、限界はあるでしょうが・・・。もともと才能のある蒋琬や費禕のいるうちはよかったですが、劉禅と同年輩の若手の有望株にもっと目をかけてやったほうがよかったのかもしれません・・・まあ、この辺も諸葛亮の公明正大さ、ゆえなんでしょうね。派閥を作らない政治だったのだと思います。
外交も悪くはない。一外交官という意味ではなく、国政のトップとして、荊州の問題をバッサリ捨てて呉と同盟を結んだのは英断だったでしょう。まあ、それしか仕様がなかったわけですが・・・。

軍事も、言われているほどには悪くない・・・と思いますが、何しろ相手が悪い。
国力(=兵力)の差もあれば、人材の差もある。
馬謖は馬謖の虚飾を見抜けなかった諸葛亮の落ち度もありますが、魏延については上手く使っている印象です。魏延も諸葛亮の策には批判的でしたが、馬謖のように命令違反を犯すようなことはありませんでした。意見の相違はあっても、まずまず理想的な上下関係だったと思いますし、魏延の性格を見抜いて死後の策を巡らせていたのも、まあ、しっかりしてるというか、ちょっと陰険・・・。

トータル的にみれば、かなり優秀な人だったとは思います・・・もっとも、蜀の人材に諸葛亮以外がいない、という面もあったでしょうけど・・・。
大きな失点がなく、小さな得点を重ねている、という感じでしょうかね。

「ボンクラな劉禅」と悪口を言うのはやめていただきたいですが、この方の意見は公平かつ独自視点もあるのでとても好きです。ただ、あまりにも公平過ぎるため曹操の虐殺も許容して称賛してしまう、という傾向をお持ちなのはどうかと思います。きっと現代中国の書籍を読み過ぎているのでしょう。

虐殺は虐殺。ならんものはならん。人類の価値観は不変です。どうか、中共の主張を学び過ぎて人間の価値観を棄てないでいただきたいですね。そうでなければウイグル虐殺などを擁護する中共の兵隊として、無自覚に使われることになってしまう(既に日本人の曹操信者は中共の兵隊として利用されている)。

 

比較的に公平な回答:

sad********さん2015/10/21 19:45

諸葛亮の場合、比較対象が「完全無欠の天才軍師孔明」とか、それこそ韓信みたいな化け物になっちゃうからいけないのであって、例えば姜維(軍才の評価は高かった)あたりと比較すればその実力は一目瞭然ではないかと。

そもそも、大国魏・その前身である曹操軍とマトモにやりあって、たいした損害を出していない人物は数えるほどしかいません。そこからさらに勝ち星を挙げた・・・となると、片手で数えられるぐらいしか残らない。

確かに、不利な状況をひっくり返すことはできませんでしたので、超一流の軍才ではない。しかし、自国をはるかに上回る戦力を持つ相手に7度ぶつかって、たいして損害を出していないのは、間違いなく上位の戦果といえるのではないかと。

なんだかんだ言っても、手薄になった土地はきっちり取りますし(第三次北伐)無理な追撃に出された張郃は逃さず仕留める。相手が対応を間違えればしっかり打撃を与えてきやがります。

軍勢が崩れる前に引く引き際のよさもバッチリ。引き際を誤って大損害を出した姜維・諸葛恪とは対照的。損害を出さないんだから、主君の劉備よりある意味厄介。

人材に関しても、確かに失策は目立ちますが、後期の蜀をきっちり支えた蒋琬や費禕という成功例もちゃんといますよ。

本職の政治家としての実力は疑いようがありませんしね。

曹操ファンっぽい方ですが、「認めるべきところは認めてやる」という感じで公平な態度です。軍隊を動かした経験もないのに何故か上から目線(笑)な表現が面白いですね。こういう図々しさがマニアの面白さではあります。

 

最後に、ちょっと要注意な回答:

天網糸さん2015/10/21 16:30

孔明は公務においては法家をベースとした厳格極まりない人物で、儒家の大義を求める心と忠誠心、そして墨家の科学性と合理性を併せ持っていた。ふだんの暮らしぶりは曹操と同じく質素だったらしいので、基本的には自らの律しかたは虚飾を排する墨家風だったといえる。

劉備の参謀役として大活躍した法正は収賄まみれの金に汚い人物だったが、その能力を認めて寛容に接したというから原理原則を振り回してばかりではないバランス感覚も持っていたのだろう。

残念ながら孔明がやった具体的な施策はあまりわかっていない。しかし、三国の中では、彼の死後も含めてあまり大きな内乱は起こらず、経済財政状態も小国で無産階級の官僚比率が大きく、しかも魏への侵攻を繰り返したわりには悪くなかった。蜀錦など殖産興業政策が上手くいっていたのだろう。

三国志演義では、孔明をスーパーヒーローに仕立て上げるために、他人の功績を孔明の功績に改ざんしている部分はあるが、孔明によって処断・左遷させられた人物も彼を恨むことなく、その死に際してはむしろ嘆いている。また、敵であった魏呉の人々からも別格の尊敬を払われている。

質問者が仰るように、人を見る目が万全ではなかったことはあるだろう。人の使い方も万全ではなかったかもしれない。韓信のような極めつけの軍才は確実になかった。

孔明が宰相として極めつけに優秀であると同時に、それ以上に高潔で公正な人物であったことは、大多数の同時代人が認めている。欠点はもちろんあるだろう。足りない点、もう少し踏み込んでも良かったと思う点、色々あるだろう。

しかし、吉川英治が云うように、後世の暖衣飽食の評論家が、国を憂いて心身を削って苦闘していた古人をあげへつらうのは如何なものか。
ところが、吉川英治自身、そう書いたそばから、孔明の欠点を評論しているわけですが…。

優秀すぎるくらい優秀で、非の打ちどころがなさそうな人物でありながら、目的の途上で倒れてしまった。それがミステリーだからでしょうか。

一見、褒めているようですがこの方の回答には政治目的が見えます。(政治目的で書かれた書籍などを鵜呑みにされているだけかもしれません)

>孔明は公務においては法家をベースとした厳格極まりない人物
>曹操と同じく質素だったらしいので、基本的には自らの律しかたは虚飾を排する墨家風だったといえる

これは現代の中国共産党の考え方です。中国政府と深い関わりを持つ学者はこのように解釈しなければならないと指導(命令)されているようです。

かつて文化大革命時、毛沢東は諸葛亮を「法家」に振り分けたため攻撃を命令しなかったようですが、伝統的には儒家・道家と見られるので紅衛兵たちの破壊ターゲットとなりました。学者たちも諸葛亮を貶めるための論文をたくさん書き、諸葛亮の子孫が住むという“諸葛村”も破壊され、多くの人が殺されたようです(現地の人の話による)。

この時期の「孔明貶め」「蜀貶め」を今でも続けているのが左翼思想を持つ在日コリアンです。現在ネットに大量に書き込まれている孔明への誹謗中傷も、上の文化大革命時に学者たちが書いた論文がベースと思われます。

詳細:

なぜ孔明は貶められているのか?【回答】諸葛亮が“日本人に転生”したから

現代の中共は方針を転換しまして、諸葛亮を「共産主義者ふうの英雄」として人物書き替えを行い、「法家・墨家」という共産主義に合致した思想家として教えているようです(ただし“我が曹操様を目指した諸葛亮。我が曹操様よりは劣る”というセリフを必ず添えるルールになっているらしい、苦笑)。下の漫画家のように、日共の支持者の一部も現代中共と同じ考えを持っています。

諏訪緑『時の地平線』は日共が掲げる孔明像だった

現実どうだったのか?

諸葛亮は儒教も道教も墨子もジャンルにこだわらず全ての思想を学んでいたので、「墨家・法家の側面もあった」と言うのは決して史実とかけ離れた見方ではないのですが、共産主義者ふうに仕立てるのは嘘。まして、性格上マキャベリストにはなれません。このようなプロパガンダを信じないようにしてください。

 

上級マニアによる公平な議論が、人類の救いとなる

引用ばかりで申し訳ない。歴史捏造と戦う都合によりこういった活動をしていますが、私自身の言葉で諸葛亮や蜀人物を賞賛することは決してできないのです。

「諸葛亮に共鳴している」と述べている私の立場では、孔明ファンとして賞賛することは永久にできません。
私は彼を褒めるどころか貶めているように受け取られる表現を過去にたくさんしていますので、ファンの方々からよく怒られます。きっと私は孔明ファンの方々からとても嫌われているはずです。
だからこういった応援ブログを運営することは、実は難しい立場です。

褒め言葉を引用することも正直、恥ずかしくて仕方がない。
昔の根拠なく崇拝するような、偏った孔明ファンの絶賛はとても見ていられないしアンチのごとく批判してしまいがちです。

ただ高度な知識をもって客観的に議論する人たち、対等な人間として眺めている人の意見には救われます。
このように客観的な人たちがいるならまだ人類は大丈夫かな、と思いました。
(言論弾圧で削除されない限り……、ですが)

ちなみに私は上の掲示板を毎日じっと見ているわけではないので、住民の皆さんご安心ください。
当たり前だが趣味を心から愉しんでいる上級ファンの皆さんの邪魔をするつもりは毛頭ありません。
もちろん私が掲示板に書き込むことも絶対にあり得ません
今後も、必要以上には見ないように致します。

 

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